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2001年8月7日


スズキ、埋立廃棄物を大幅に削減し、
ゼロレベル化目標を達成



 スズキは、本社及び国内の全工場で発生する埋立廃棄物を大幅に削減し、環境への取り組み施策の一環として進めていた「2001年度中に、1990年度の埋立量の1%以下にする」という埋立廃棄物のゼロレベル化目標を達成した。

 スズキでは、国内全工場の生産活動で発生する廃棄物について、1990年度で約25,000トンの埋立処分を実施していたが、これまでに、生産工程における改善などにより発生量自体を減少させながら、廃棄物の分別を徹底し再資源化を図ってきた(鋳造における廃棄物→セメント原料・鉄原料、塗装汚泥→制振・防音材 等)。

 1995年以降は、焼却可能な廃棄物について、湖西工場(静岡県湖西市)に設置しているダイオキシン対応の焼却炉で一括処理し廃棄物の減量化を図るとともに、その熱エネルギーを蒸気として生産工程で有効に活用している。さらに、本年度からはこの焼却炉の焼却灰をセメント原料に、煤塵を路盤材に再資源化するなど取り組みを強化して埋立廃棄物のゼロレベル化を可能とし、自社の管理型埋立場での処分を全廃した。これにより、埋立廃棄物を、1990年度の埋立量に対し0.5%まで大幅に削減した。

 スズキは1993年3月に 「環境保全取り組みプラン」を策定し、廃棄物の減量化・再利用の推進の他、効率の高いコージェネレーションシステムの導入や改善活動によるエネルギー使用の効率化、塗装工程における鉛使用の全廃など、また製品の流通においても環境問題に対する取り組みを積極的に推進しており、今後もより一層の省資源化、環境への負荷の低減を目指していく。

         廃棄物焼却場