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2005年 6月23日


自動車リサイクル法に基づく
2004年度再資源化等の実績について

 

 スズキ株式会社(以下スズキ)は、2005年1月から本格施行された自動車リサイクル法*1に基づき、2004年度(2005年1月〜3月)の特定再資源化物品(自動車シュレッダーダスト:以下ASR、エアバッグ類、フロン類)に関する再資源化等実績を公表した。

 スズキは、自動車リサイクル法により自動車製造業者等に義務付けられている特定再資源化物品について、お客様から預託を受けたリサイクル料金により適正処理・再資源化を推進し、その責務を果たしている。

 エアバッグ類、フロン類については、自動車業界が共同して中間法人 自動車再資源化協力機構を設立。また、ASRについては、自動車製造業者等12社が提携し結成した合議機関である自動車破砕残さリサイクル促進チーム「ART(Automobile shredder residue Recycling promotion Team、呼称:エイ・アール・ティー)」*2に参画し、全国的に特定再資源化物品のリサイクルを適正、円滑かつ効率的に実施している。

 スズキが、2004年度(2005年1月〜3月)の再資源化等に要した費用の総額は8,837万円、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金は7,778万円、収支は1,059万円の赤字であった。  
特定再資源化物品の実績については以下の通り。

(1) ASR
  ASRの引取量は1,706t、取り扱った使用済自動車は15,827台だった。
  再資源化率は実績値60.5%、05年の法定基準値30%を上回った。
  (2) エアバッグ類
  エアバッグ類の引取総個数は2,605個、取り扱った使用済自動車は839台だった。
  再資源化率は実績値92.6%、05年の法定基準値85%を上回った。
(3) フロン類
  フロン類の回収量は3,530kg、取り扱った使用済自動車は9,946台だった。

*1 正式名称は「使用済自動車の再資源化等に関する法律」
*2 いすゞ自動車、(財)自動車リサイクル促進センター、スズキ、ダイムラー・クライスラー日本、日産自動車、日産ディーゼル工業、ピー・エー・ジー・インポート、フォード・ジャパン、富士重工業、マツダ、三菱自動車工業ならびに三菱ふそうトラック・バスが提携している



2004年度 再資源化等の実績


対象期間   2005年1月1日 〜3月31日
     
再資源化等の状況
   
ASR※1 2004年度実績
    引取ASR総重量/引取使用済自動車台数
1,706t 15,827台
        リサイクル施設及び埋め立て※2のASR引取重量1
        /使用済自動車台数
1,617t 15,004台
            リサイクル施設への投入重量2
1,086t    
            リサイクル施設の排出残渣重量3
142t    
        委託全部再資源化※3投入ASR相当重量4
        /使用済自動車台数
89t 823台
            委託全部利用者の排出残渣重量5
1t    

エアバッグ類(ガス発生器) 2004年度実績
    引取回収個数/台数合計
2,605個 839台
        取外回収処理個数/台数
281個 120台
        車上作動処理個数/台数
2,324個 719台
        一部取外回収/一部車上作動処理個数/台数
0個 0台
    引取総重量6
8.1kg    
        再資源化重量7
7.5kg    


フロン類 2004年度実績
    CFC引取量/台数
1,624kg 4,821台
    HFC引取量/台数
1,906kg 5,125台
     
基準の遵守状況
   
実績値 基準値
ASR再資源化率
       再資源化率 = ( 23 )+( 45 )/ 14
60.5% 30%以上※4
エアバッグ類再資源化率
       再資源化率 = 76
92.6% 85%以上
   
※1 Automobile Shredder Residue(自動車シュレッダーダスト)
※2 自動車リサイクル法第28条で主務大臣の認定を取得したASR指定引取場所のうち、施行規則第26条に定める基準に適合した施設(基準適合施設)を示す
※3 自動車リサイクル法第31条で主務大臣の認定を所得した、全部再資源化業務委託先(解体事業者、プレス・せん断処理業者)と委託全部利用者(電炉・転炉等)で、ASRを生じさせないで使用済自動車を再資源化する仕組み
※4 ASR再資源化率の基準値は2005年度〜2009年度
     
収支(資金管理法人から払い渡しを受けた預託金及び再資源化に要した費用)
   
ASR エアバッグ類 フロン類 合計
払い渡しを受けた預託金 55,119,110円 1,777,550円 20,886,600円 77,783,260円
再資源化等に要した費用 65,690,239円 1,648,106円 21,039,399円 88,377,744円
収支計 △10,571,129円 129,444円 △152,799円 △10,594,484円
     
ASRの再資源化等の取組み
    スズキは、ART(自動車破砕残さリサイクル促進チーム)を結成しASRの再資源化等を実施しています。
ARTとしての実績、リサイクル施設の基準適合状況はARTのホームページ(http://www.asrrt.jp)を参照願います。