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2006年 2月20日


スズキ、大型クルーザー「ブルバード M109R」を
北米市場で発売開始

ブルバード M109R

 スズキ株式会社は、2005年の第39回東京モーターショーで参考出品した二輪車「ブルバード M109R」を北米市場で2月より販売開始する。

 「ブルバード M109R」は、従来のクルーザーのイメージを超えた、タンクからリヤフェンダーへの流れるような美しいスタイリングと、ハイパフォーマンスの両立をコンセプトとして開発された、際立った存在感を持つ大型クルーザーである。

 車名の“109”が示す、排気量109キュービックインチ(109 ci = 1,783cm3)の大排気量、V型2気筒エンジンには、四輪車、二輪車のガソリンエンジンでは世界最大となる112mmのボア径のピストンを有しており、低速から高速まで力強い独特の走行感覚を味わえる。また高剛性倒立フォークやラジアルマウントキャリパーなど、スポーツモデル譲りの高性能な足回りとともに、クルーザーの域を超えた走行性能を発揮する。

 スズキの北米の二輪車販売は、20周年を迎えたGSX-Rシリーズを中心としたスポーツモデルと、クルーザーのブルバードシリーズの販売が好調に推移しており、126cc以上の大型車市場では前年比121%の伸びを見せている。スズキは今後も、大型機種を中心とした拡販策を展開していく考えであり、この「ブルバード M109R」についても、北米を中心とした海外市場で年間9,000台を販売していく計画である。