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1998.9.29
スズキ株式会社は、フランスのオートモビル・プジョー社(プジョー)製ディーゼルエンジンを、輸出向けスズキ小型乗用車「バレーノ」(日本名:カルタス)に搭載する。11月から湖西工場で車両生産、また1999年1月から欧州で販売を開始し、生産・販売台数は年間約1万台を計画している。 このエンジンは、SOHC4気筒1900ccターボチャージャー付で、既にプジョー車に多数搭載された実績を持ち、ターボチャージャーによる十分な動力性能と、高い燃費効率が特徴となっている。 搭載する車両は、スズキ「バレーノ」の4ドアセダンおよびステーションワゴンの2タイプ。「バレーノ」シリーズは、スズキ製1300〜1800ccのガソリンエンジンを搭載し、1995年1月に発売して以来、欧州を中心とする世界各国への輸出および国内販売の累計台数がこの9月には35万台に達するなど、好調な販売を続けている。その中で、特に欧州市場では燃費効率に優れたディーゼル車への需要が大きく、このクラスの乗用車の3割を占めていることから、今後の商品力強化を図るためにディーゼルエンジンを搭載するものである。 また、29日よりパリで開催されるパリモーターショーにおいて、同エンジンを搭載した「バレーノ」を発表・展示する。 |