1961 | セルペット50MD
スポーティーなデザインと性能を併せ持つ50cc車
オートバイタイプのバックボーンフレームを採用したスポーティーな50cc車。エンジンは先代のMA型より0.2PSアップした4.2PSを発揮し、50ccクラス最高の80km/hをうたった。トランスミッションはMAで定評を得ていた当時としてはぜいたくな4段を採用。フロントフェンダー、ヘッドランプ、ツールボックスカバー、バッテリーボックスなどには樹脂を使用し、重量(装備)64kgを実現した。キック式の始動装置はキック比12.5と大きく、一回のキックで容易に始動した。セル・キック併用の50MCも発売。
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 1,760 |
全幅 | 600 | ||
全高 | 895 | ||
軸間距離(mm) | 1,150 | ||
車両重量(kg) | 64(装備) | ||
エンジン | エンジン種類 | 空冷2サイクル単気筒 | |
総排気量(cc) | 50 | ||
ボア(mm)×ストローク(mm) | 41×38 | ||
最高出力 | 4.2ps/8000rpm | ||
最大トルク | 0.38kgm/7000rpm | ||
変速機形式 | 常時噛合式4段ロータリー | ||
タイヤサイズ(前) | 2.25-17-4PR | ||
タイヤサイズ(後) | 2.25-17-4PR | ||
価格(円) | 55,000 |
1966 | M15-2
スズキとして初のグッドデザイン賞を受賞したオートバイ
通産省のグッドデザイン賞をスズキとしては初めて受賞し、当社のデザインが一定水準に達していることを示すものとなった。エンジンは、ピストンバルブ式の2サイクル単気筒で、最高出力4.5PSを発揮。カタログでは最高速度80km/hをうたった。前モデルとの違いは、シートなどの装いを一新したことであった。
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 1,785 |
全幅 | 665 | ||
全高 | 960 | ||
軸間距離(mm) | 1,160 | ||
車両重量(kg) | 66 | ||
エンジン | エンジン種類 | 空冷2サイクル単気筒 | |
総排気量(cc) | 50 | ||
ボア(mm)×ストローク(mm) | 41×38 | ||
最高出力 | 4.5ps/8000rpm | ||
最大トルク | 0.42kgm/7000rpm | ||
変速機形式 | 常時噛合式4段ロータリー | ||
タイヤサイズ(前) | 2.25-17-4PR | ||
タイヤサイズ(後) | 2.25-17-4PR | ||
価格(円) | 57,000 |
1969 | K50/K50G
軽快な新デザインを採用して使い勝手も向上
V型フレームの採用や、リヤフェンダーのフレームからの分離などにより軽快感のあるデザインとした実用車。フューエルタンク、オイルタンクなどの形状も新しいフレームにマッチしたスマートなものとした。セミアップのハンドルはパイプ径を太くし、高さ、幅ともに広げて、ゆったりした乗車感が得られるようにしている。シートは安定した乗り心地のボックス型を採用。ちょっとした駐車に便利なサイドスタンドも新たに装備した。同年(1969年)10月には、新型前傾エンジンを搭載したK50Gにモデルチェンジし、最大トルクが0.42kgmから0.52kg-mへと低・中速トルクが大幅に向上したこともあって、変速機は4段ロータリー式からさらに操作の楽な3段ロータリー式に変更。しかし、1973年には再び4段ロータリー式ミッションに戻した。
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 1,790[1,815] |
全幅 | 760[750] | ||
全高 | 990 | ||
軸間距離(mm) | 1,165[1,190] | ||
車両重量(kg) | 72[78] | ||
エンジン | エンジン種類 | 空冷2サイクル単気筒 | |
総排気量(cc) | 50[49] | ||
ボア(mm)×ストローク(mm) | 41×38[41×37.8] | ||
最高出力 | 4.5ps/8000rpm[4.5ps/7000rpm] | ||
最大トルク | 0.42kgm/7000rpm[0.52kgm/5000rpm] | ||
変速機形式 | 常時噛合式4段ロータリー[常時噛合式3段ロータリー] | ||
タイヤサイズ(前) | 2.25-17-4PR | ||
タイヤサイズ(後) | 2.25-17-4PR | ||
価格(円) | 62,000[64,000] |
1978 | K50
定番モデルのデザイン変更版
前モデルに対してフューエルタンクとフレームカバー形状を変更し、デザインを一新した。エンジンは定評のある最大出力4.5PSの空冷2サイクル単気筒を継続して搭載した。モデルチェンジした外観は販売が終了する2005年まで27年間そのままキープし、ロングセラーとなった。
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 1,815 |
全幅 | 750 | ||
全高 | 990 | ||
軸間距離(mm) | 1,190 | ||
車両重量(kg) | 72(乾燥) | ||
エンジン | エンジン種類 | 空冷2サイクル単気筒 | |
総排気量(cc) | 49 | ||
ボア(mm)×ストローク(mm) | 41×37.8 | ||
最高出力 | 4.5ps/7000rpm | ||
最大トルク | 0.52kgm/5000rpm | ||
変速機形式 | 常時噛合式4段ロータリー | ||
タイヤサイズ(前) | 2.25-17-4PR | ||
タイヤサイズ(後) | 2.25-17-4PR | ||
価格(円) | 106,000 |