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1952 | パワーフリー

二輪車メーカーとしての原点となった当社初の自転車用補助エンジン

パワーフリー

自転車に取り付ける補助エンジンの場合、「走行に必要な出力は36ccで十分である」という理論のもとに設計された。36cc 2サイクル空冷単気筒エンジンで、軸出力は1PSであった。当社独自のダブル・スプロケット・ホイールを採用したほか、エンジンに湿式多板クラッチ2段ミッションを搭載した。このエンジンを通じて、当社は自転車用小型エンジン駆動装置特許第180512号ほか1件の特許を取得した。登坂試験で箱根峠に挑んだところ無事故で難なく走行し、性能の優秀さを実証したというエピソードがある。このエンジンの成功は以後スズキ発展の基礎となった。なお1954年の「E3型」まで進化した。

寸法・重量 寸法(mm) 全長 -
全幅 -
全高 -
軸間距離(mm) -
車両重量(kg) 6.0(補助エンジン重量)
エンジン エンジン種類 空冷2サイクル単気筒
総排気量(cc) 36
ボア(mm)×ストローク(mm) 36×36
最高出力 1.0ps/4000rpm
最大トルク  
変速機形式 2段
タイヤサイズ(前) -
タイヤサイズ(後) -
価格(円) 36,000

1953 | ダイヤモンドフリー

60ccに排気量をアップした自転車用補助エンジン

ダイヤモンドフリー

1952年7月の道路交通法改正によって、2サイクルは60ccまでが原動機付き自転車として認められるようになったために開発した。60cc2サイクル空冷単気筒エンジンで、設計は基本的に36ccと同じ構想であった。1953年の第1回富士登山レースに社員の山下林作が参加してバイクモーター部門で優勝したほか、札幌・鹿児島間約3,000kmを走破する「日本縦断テスト」を成功させたこともあり、その実力が広く認められるようになった。そのため月産6,000台にまで達するほどの人気を博した。

寸法・重量 寸法(mm) 全長 -
全幅 -
全高 -
軸間距離(mm) -
車両重量(kg) 9.3(補助エンジン重量)
エンジン エンジン種類 空冷2サイクル単気筒
総排気量(cc) 58
ボア(mm)×ストローク(mm) 43×40
最高出力 2.0ps/4000rpm
最大トルク 0.43kgm
変速機形式 2段
タイヤサイズ(前) -
タイヤサイズ(後) -
価格(円) 38,000

1954 | ミニフリー

馬力を約2倍に高めたパワーフリーのモデルチェンジ版

ミニフリー

パワーフリー号をモデルチェンジ。50cc空冷2サイクルエンジンは最高出力2PSを備えた。燃料消費率は70km/L、最高速度は45km/hを誇った。クラッチレバーの操作だけで自転車走行、エンジン駆動を切り替えられたのも特長。エンジン位置が低くて中央に位置し、重心が極めて安定したため操縦性の良さでも好評を得た。全国統一価格は2万3,000円であった。

寸法・重量 寸法(mm) 全長(mm) -
  全幅(mm) -
  全高(mm) -
軸間距離(mm) -
車両重量(kg) 6.0(補助エンジン重量)
エンジン エンジン種類 空冷2サイクル単気筒
総排気量(cc) 50
ボア(mm)×ストローク(mm) 38×44
最高出力 1.8ps/4500rpm
最大トルク  
変速機形式  
タイヤサイズ(前) -
タイヤサイズ(後) -
価格(円) 23,000