1954 | コレダCO
バイクモーター技術を注いだ記念すべき当社初の二輪完成車

従来の自転車用補助エンジン(=バイクモーター)とは異なり、プレスチャンネルフレームに3PSを発揮する90cc 4サイクルOHV単気筒エンジンを搭載した、当社初の本格的完成車。点火時期が自動的に変えられる自動進角装置付フライホイールマグネットを初めて装備した。日本で初めてスピードメーターを装備したバイクでもあった。トランスミッションは二輪車初の前進3段ロータリーチェンジを採用。7Lの燃料が入るティアドロップ型のタンクをはじめ、洗練された車体まわりが特長。このモデルはCO-L型と呼ばれたが、パイプフレームで、エンジンカバーを装備したCO-K型もあった。
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 2,000 |
全幅 | 760 | ||
全高 | 1,000 | ||
軸間距離(mm) | 1,260 | ||
車両重量(kg) | 85 | ||
エンジン | エンジン種類 | 空冷4サイクル単気筒 OHV2バルブ | |
総排気量(cc) | 90 | ||
ボア(mm)×ストローク(mm) | 48×50 | ||
最高出力 | 3ps | ||
最大トルク | 0.7kgm | ||
変速機形式 | 常時噛合式3段ロータリー | ||
タイヤサイズ(前) | 2.50-19 | ||
タイヤサイズ(後) | 2.50-19 | ||
価格(円) | 103,000 |
1955 | コレダCOX
免許制度変更に合わせて排気量を拡大

1954年の道路交通法改正に伴って免許制度が変更され、原付2種(51~125cc)は125ccが主流を占める傾向が強くなってきた。そこでコレダCO型の90cc 4サイクル空冷OHVエンジンをボアアップして125ccとした。同時にクランク軸ベアリングなども改良し、コレダ号COX型(愛称コックス型)にマイナーチェンジ。最高速度は75km/h、最高出力は4PSであった。
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 2,000 |
全幅 | 760 | ||
全高 | 1,000 | ||
軸間距離(mm) | 1,260 | ||
車両重量(kg) | 85 | ||
エンジン | エンジン種類 | 空冷4サイクル単気筒 OHV2バルブ | |
総排気量(cc) | 123 | ||
ボア(mm)×ストローク(mm) | 56×50 | ||
最高出力 | 4ps/5000rpm | ||
最大トルク | 0.7kgm | ||
変速機形式 | 常時噛合式3段ロータリー | ||
タイヤサイズ(前) | 24×275-4P | ||
タイヤサイズ(後) | 24×275-4P | ||
価格(円) | 125,000 |