パワーリードバルブ方式のエンジンは最高出力7.2PS、最大トルク0.58kg-mのハイパワーを実現｡排気騒音低減のため容量の大きいパワーチャンバータイプのダウンマフラーを採用。ブラック仕上げでレーサーイメージを醸し出した。優れた走行安定性を生み出す一体成型の星型キャストホイールも17インチから18インチに変更して装着。1981年のRG50Eには、50ccとして初めてANDF を採用した。

50cc市販車初の角形パイプフレームに、新開発の2サイクル水冷単気筒パワーリードバルブエンジンを搭載。独自のパワーリードバルブとマッチングさせることによる粘り強い中低速域の実現、集風型カバー付きラジエターを備えた水冷システムの採用により冷却性能は大幅に向上し、燃費性能もアップした。さらに角形パイプ製スイングアームを採用したフルフローターサスペンション、前輪小径タイヤ、ANDF の採用などにより、操縦安定性の向上も図った。加えてフェアリング、6速ミッションなども装備。アルミ鍛造部品の多用によって軽量化対策も施し、スポーツ志向が強いユーザーの期待に応えるマシンとした。

WOLF（ウルフ250cc）の姉妹モデル。優れた動力性能で定評のあるRG50Γの2サイクル水冷単気筒エンジンを搭載した。丸型ハロゲンヘッドランプ、テーパー状フレームカバー、新パターンの偏平タイヤ、中空3本ホイール、チャンバータイプ･マフラーの採用などにより、従来のレーサーレプリカにはないシンプルでスタイリッシュな印象のモデルとした。