VCを取り入れた新設計の4気筒400ccエンジンを搭載。可変バルブタイミング・リフト機構は、バルブのタイミングとリフト量をエンジン回転数、ギヤポジション、スロットル開度に応じて電子制御するもので、低速から高速まで扱いやすいエンジン特性を実現した。足まわりは、前・後輪ともディスクブレーキ、ワイドタイヤを装備することで安定したコーナリング性能と走りを可能とした。フロントブレーキのディスクハウジングをレッドアルマイト処理とし、精悍なイメージとしたのも特長。

先代をより熟成させ、ユニークなフレームデザインを採用。フューエルタンクからシート、シートカウル、リヤコンビネーションランプまで、流れるようになめらかなフォルムとした。また、端正な丸型ヘッドランプと砲弾型のメーターボックスがフロントマスクを引き締めていた。400Vのエンジンには1991年から採用したVCを搭載し、高回転の追従性と低･中速域での沸き上がるようなトルクを両立。足まわりはラジアルタイヤやアルミ製スイングアームなどの採用により、一層の軽量化とスポーツ性の向上を実現した。シート高やハンドル切れ角、ライディングポジションの改善により取り回し性能も向上。

新たに開発した軽量、高剛性かつ質感の高いアルミダイキャストツインスパーフレームを採用。力強さと美しさを兼ね備えた質感の高いスタイリングとした。エンジンは新設計の水冷4気筒DOHCに、400ccネイキッドクラス初の32ビットECM制御によるフューエルインジェクションシステムやメッキシリンダーを採用。当社独自のSDTVにより、運転状況に応じた最適な燃焼を維持し、低速から高速まで力強いトルクと優れたスロットルレスポンスで、街乗りからワインディングまで力強く扱いやすい走りを実現した。