2008年12月15日

スズキ、FIA 世界ラリー選手権 (WRC) 活動の休止について

スズキ株式会社は、2008年より「SX4」で参戦したFIA 世界ラリー選手権 (WRC) の参戦活動を、2009年より休止する。

スズキは、昨今の世界的な経済不安に伴う自動車販売の縮小を受けて、日本をはじめ世界各地の工場での四輪車生産計画を見直すなど迅速に対応している。しかしながら、世界経済が短期的には回復せず厳しい自動車市場が続くと予想されることから、今後も持続的に企業が成長するためにも、各事業の見直しを進め、生産体制、環境対応技術、次世代パワーユニットの開発などに経営資源を集中する必要があると判断し、2009年以降のWRCへの参戦を当面の間見送ることとした。

スズキは、2002年にジュニア世界ラリー選手権 (JWRC) にスイフト (海外名イグニス) で参戦を開始して以来、同クラスにおいて2度のドライバーズチャンピオンを輩出するなど輝かしい成績を収め、2008年にはJWRCからWRCにステップアップを果たした。これまでのJWRCおよびWRCへの参戦は、商品開発、販売促進に多大な効果をもたらしただけではなく、スズキ4輪車のスポーティーなイメージを醸成し、特に欧州におけるスズキブランドの向上に大きく貢献した。

なお、「スイフト スーパー1600」でジュニア世界ラリー選手権 (JWRC) および、欧州をはじめとした各地域のラリーに参戦しているカスタマーへのサービスは継続する。

スズキは、WRCへの参戦にご協力いただいた企業の皆様、そして温かいご声援をいただいた皆様に対し厚く御礼を申し上げるとともに、JWRCおよびWRCの参戦により得られた経験を今後の販促活動や商品開発に活用し、価値ある製品を提供していく所存である。

ページのトップへ戻る