2009年12月16日

スズキ、軽自動車 新型「アルト」を発売

アルト「X」

スズキ株式会社は、低燃費で経済的、気軽に使える軽自動車新型「アルト」を12月16日より発売する。

「アルト」は、1979年5月に軽ボンネットバンとして初代モデルを発売。直線的でスマートなデザイン、機能を重視したシンプルなつくり、当時の常識を破る全国統一価格47万円でヒットし、女性を主な顧客層とする軽自動車の新しい市場を開拓した。以来、「アルト」はスズキのものづくりの精神を体現するクルマとして、お客様の要望と時代の要求に応えて進化してきた。

今回7代目となる新型「アルト」は、「省資源・低燃費で気軽に使え、世代を超えて愛される軽自動車」をコンセプトとして開発した。初代モデルから「運転のしやすさ」、「使い勝手の良さ」、「経済性の高さ」を受け継ぎ、「燃費性能」、「乗り心地」、「扱いやすさ」に磨きをかけ、毎日の暮らしに気軽に使える軽自動車とした。

低燃費と環境へのこだわり

優れた環境性能と経済性を実現するため、燃費・排出ガス性能を向上させた。車体の軽量化や副変速機構付CVTの採用などにより、2WD・CVT車で24.5km/Lを達成。全てのグレードの2WD・4WD車を環境対応車普及促進税制(エコカー減税)に適合させた。

※燃料消費率10・15モード走行(国土交通省審査値)

愛着がわく、親しみのもてるデザイン

外観は伸びやかでスタイリッシュなルーフライン、やさしい印象の丸みをおびたフロントフェイスなど、親しみやすいデザインとした。また内装は、ベージュとブラウンの配色など、優しく柔らかな印象とし、室内の広さを表現した横基調のデザインのインパネや見やすい大型メーターの採用など、デザイン性と機能性を併せ持った、世代を超えて愛される親しみのもてるデザインに仕上げた。

基本性能の向上と、使い勝手への配慮

2,400mmのホイールベースにより、ゆとりある快適な室内としっかりした走り、快適な乗り心地を実現した。また、見晴らしの良い運転席や乗り降りしやすい前後ドア開口部など、使いやすさを考えたパッケージングで毎日の生活での扱いやすさを高めた。

販売目標台数(月間 ) 7,000台

メーカー希望小売価格(消費税込み)

★は写真添付の機種

商品名 グレード エンジン 駆動 変速機 価格(円)  
アルト バン VP 0.66L
DOHC
2WD 5MT 677,250  
4AT 756,000  
4WD 4AT 884,100  
アルト E 2WD 5MT 732,900  
4AT 732,900  
4WD 5MT 887,250  
4AT 887,250  
F 2WD 5MT 808,500  
4AT 808,500  
4WD 5MT 962,850  
4AT 962,850  
G 2WD 4AT 892,500  
CVT 950,250  
4WD 4AT 1,020,600  
CVT 1,078,350  
X 2WD CVT 1,029,000
4WD CVT 1,157,100  
  • ※ 2WDは前輪駆動。
  • ※ 価格には、リサイクル料金、保険料、税金(除く消費税)、届出等に伴う費用は含まれない。
  • ※ 「G」の4AT車に設定のABS装着車は26,250円高。
  • ※ 「F」の2WD車に設定のABS装着車は26,250円高。
  • ※ 5MT車の発売は2010年2月からの予定。

新型「アルト」の主な特長

低燃費と環境へのこだわり

  • ボディー鋼板の板厚の見直しと高張力鋼板の使用を拡大することで、剛性を高めながらボディーの軽量化に取り組んだ。
  • 風洞実験とコンピューター解析により、空力性能に配慮したボディー形状とした。
  • 燃焼効率を高めたVVT付エンジンを全車に採用した。さらにインテークマニホールドの変更などにより吸気効率を高め燃費を向上させた。
  • ロー/ハイ2段の副変速機構付のCVTを採用した。変速比幅を広く取り、燃費と発進加速を向上。2WD車で24.5km/Lを達成した。
  • AT車は全車4速化し、ロックアップ領域を拡大することで、2WD車は22.5km/Lを達成した。
  • 転がり抵抗を低減するコンパウンドを配合した大径タイヤを採用した。

※燃料消費率10・15モード走行(国土交通省審査値)

愛着がわく、フレンドリーなデザイン

世代を超えて受け入れられる、親しみのもてるエクステリアデザイン

  • 紡錘形をした愛着のもてるヘッドランプや、やさしい印象の丸みをおびたフロントフェイスを採用した。
  • 前後のタイヤをつなぐ伸びやかなプレスラインと、豊かで張りのあるドア断面を取り入れた。
  • スタイリッシュなルーフラインとシャープなサイドウインドー形状により、街中を きびきびと走る印象を持たせた。

車体色

  • 車体色には、新色の緑色(シャイニーグリーンメタリック)をはじめとした、全6色を設定した。

親しみやすくやさしいデザインに、機能性を考慮したインテリア

  • インパネ全体は丸みをおびた柔らかなフォルムとしながら、横基調のデザインを取り込むことで室内の広さを表現した。
  • インパネ中心部は円状のデザインとし、造形に合わせたCDプレーヤーを採用する など、親しみやすいインテリアを演出した。(CDプレーヤーはX、G、F)
  • 見やすさとデザイン性を高めた大型メーターには、オド/トリップメーターをはじめ、瞬間燃費・平均燃費・航続可能距離を切り替えて表示できるインフォメーションディスプレイを採用した。
  • フロアシフトを採用。AT/CVTシフトノブは大型で握りやすい形状とした。

豊富な収納スペース

  • 取り出しやすく、小物入れに便利なインパネトレーを採用した。(助手席)
  • ボックスティッシュホルダー付の大型グローブボックスを採用した。(助手席)
  • 運転席から見やすい位置にショッピングフックを装備した。
  • 前席に3個、後席には2個ドリンクホルダーを用意した。(E、VPは前席2個)
  • 小物の収納に便利なインパネアンダートレーを装備した。(運転席)
  • A4サイズの地図等が入るフロントドアポケットを装備した。

基本性能の向上と、使い勝手への配慮

毎日快適、気配りを大切にしたパッケージング

  • 居住空間を拡大し、前後の乗員間距離を広く取ることで、充分な荷室スペースを確保しながらゆとりある快適な室内を実現した。
  • 広いフロントガラスエリアと、斜め前方向が確認しやすい三角窓を採用することで、高めの前席着座位置と合わせて良好な視界を確保した。
  • 前席のスライド量は10mm×24段の240mmとし、体格に合わせて最適な運転姿勢を きめ細かく調整できるようにした。
  • ドア開口部を拡大し、後席はステップとリヤフロアの段差を小さくすることで乗り降りしやすくした。

毎日快適、静かでスムーズな走り

  • フロントサスペンションにはLアーム+サスペンションフレーム構造を採用。リヤサスペンションはショックアブソーバーやトレーリングアームの取り付け位置を最適化し、しっかりとした走りと快適な乗り心地を実現した。
  • 効果的な防振・防音対策を施し、静かな室内で快適な乗り心地を実現した。
  • 電動パワーステアリングはモーターのトルクを増して軽く操作できるようにし、ステアリングギヤ比を小さくすることで取り回しやすくした。

使いやすさを考えた装備

  • キーレスプッシュスタートシステムを採用した。(X)
  • 夜間や暗い場所でも便利な、照明付バニティーミラーを採用した。(X)
  • 分割可倒式のリヤシートを採用した。(X)

安全性能

  • 軽量衝撃吸収ボディーTECT[テクト]を採用した。
  • 歩行者傷害軽減ボディーを採用した。
  • 頭部衝撃軽減構造インテリアを採用した。
  • リヤシートベルトが簡単に装着できる、自立式バックルを採用した。
  • イモビライザー(X、国土交通省認可品)とセキュリティアラームシステム(E除く)を標準装備した。

アルトバンの主な特長

経済性が高く、広く使い勝手の良い荷室など、商用車に求められる価値を追求した。

  • リヤドア開度は80度とし、荷物の出し入れがしやすい5ドアを採用した。
  • 荷室幅は1,185mm、荷室高は915mm、荷室長は1,085mmとした。(2名乗車時)
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