スズキ、新型船外機3機種を発売
スズキ株式会社は、軽量・コンパクト、低燃費および高い動力性能が特長の新型船外機「DF70」、「DF80」、「DF90」の3機種を、8月7日より順次発売する。
現行このクラスのラインナップには「DF70」(SOHCエンジン、1,298cm3)、「DF90」(DOHCエンジン、1,950cm3)があるが、今回新開発の排気量1,502cm3 DOHCエンジンをベースとして、「DF70」と「DF90」をフルモデルチェンジし、新しく80馬力の「DF80」を加えて新型船外機3機種として発売するものである。
新型船外機「DF70」、「DF80」、「DF90」の特長は以下の通りである。
コンパクト化と振動低減に大きな効果があるオフセット・ドライブシャフト機構を採用。
オフセット・ドライブシャフト機構の採用により、エンジンパワーヘッド部を前方に配置でき、またエンジンカバー後方の張出しを短くできるため、コンパクトな外観を実現。また船外機の重心をブラケットに近づけられる為、エンジン振動の低減に大きな効果を発揮する。また樹脂製インテークマニフォルドの採用等、各部品の徹底した軽量化設計によりクラス最軽量を実現した。
低燃費に大きく貢献する、EPI(電子制御燃料噴射装置)や、リーンバーン制御を採用。
各シリンダーへ最適な燃料供給を行うEPI(電子制御燃料噴射装置)や、リーンバーン(希薄燃焼)制御を採用。さらに新設計ギアケースの水中抵抗低減等により低燃費を実現した。
2ステージギアリダクションシステムと新設計の高効率プロペラを採用し、高い動力性能を発揮。
オフセットドライブシャフトシステムに組合わされたこのシステムは、クランクシャフトとドライブシャフト間で一次減速、ギアケース内で二次減速を行う為、ギアケース内のギアを大型化する事なく、高い減速比を得ることができ、新設計の高効率プロペラを使用することで高い動力性能を実現した。
環境性能でも厳しい米国の規制値をクリア。
環境対応面では、米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)の2008年排出ガス規制値および米国環境保護庁(EPA)の2006年規制値、ならびに日本舟艇工業会の2006年マリンエンジン排出ガス自主規制値をクリアしている。
スズキの4ストローク船外機DFシリーズは、2馬力から300馬力まで計21機種(*)を揃え、お客様のさまざまなニーズに応えるラインナップとした。(*国内販売分)
メーカー希望小売価格 (消費税込み)
★は写真添付の機種
商品名 | トランサム長 | メーカー小売希望価格 | |
---|---|---|---|
DF70T DF70TH |
L | 1,039,500円 | |
X | 1,060,500円 | ||
DF80T DF80TH |
L | 1,165,500円 | |
X | 1,186,500円 | ||
DF90T DF90TH |
L | 1,239,000円 | ★ |
X | 1,260,000円 |
- ※操船方式:T=リモートコントロール TH=ティラーハンドル
- ※トランサム長:L 20インチ、X 25インチ
- ※TH(ティラーハンドル仕様)は、2008年11月発売予定