2008年6月24日
スズキ、新開発の燃料電池車「SX4-FCV」の大臣認定を取得
-北海道洞爺湖サミット 国際メディアセンター「環境ショーケース」に出展-

スズキ株式会社は、小型車の燃料電池車「SX4-FCV」を開発し、このたび国土交通大臣認定を取得した。
スズキは2001年から燃料電池車をゼネラルモーターズ社(GM)と共同開発し、これまでに燃料電池軽自動車3台の大臣認定を取得して公道での試験走行を重ねてきた。
「SX4-FCV」は、GM製の高性能燃料電池に、スズキが開発した70MPaの高圧水素タンクと、制動時のエネルギー回収や加速時の燃料電池負荷を軽減する、軽量・コンパクトなキャパシターの採用により走行性能を向上させた。スズキはこの車両の公道試験で得られるデータを収集し実用化に向けた開発を進めていく。
なお、スズキは7月7日から開催される「北海道洞爺湖サミット」への協力の一環として、国際メディアセンターに設置される次世代自動車の展示・試乗コーナー「環境ショーケース」に「SX4-FCV」を出展する。
「SX4-FCV」の概要
乗車定員 | 5人 |
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長さ×幅×高さ | 4,190×1,730×1,585mm |
ホイールベース | 2,500mm |
燃料電池出力 | 80kW |
モーター出力 | 68kW |
燃料タンクタイプ | 70MPa高圧水素タンク |
燃料 | 高圧水素 |
高電圧電池タイプ | キャパシター型 |
最高速度 | 150km/h |
航続距離 | 250km |