2009年6月1日

自動車リサイクル法に基づく2008年度再資源化等の実績について

スズキ株式会社(以下スズキ)は、自動車リサイクル法*1に基づき、2008年度(2008年4月~2009年3月)の特定再資源化物品(自動車シュレッダーダスト:以下ASR、エアバッグ類、フロン類)に関する再資源化等実績を公表した。

スズキは、自動車リサイクル法により自動車製造業者等に義務付けられている特定再資源化物品について、お客様から預託を受けたリサイクル料金により適正処理・再資源化を推進し、その責務を果たしている。
エアバッグ類、フロン類については、一般社団法人自動車再資源化協力機構、ASRについては、自動車破砕残さリサイクル促進チーム「ART(Automobile shredder residue Recycling promotion Team、呼称:エイ・アール・ティー)」*2に処理を委託し、特定再資源化物品のリサイクルを適正、円滑かつ効率的に実施している。

スズキが、2008年度の再資源化等に要した費用の総額は19億3,165万円、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金は18億6,114万円、収支は7,051万円の赤字であった。
特定再資源化物品の実績については以下の通り。

ASR

  • ASRの引取量は37,893t、取り扱った使用済自動車は339,627台だった。
  • 再資源化率は実績値75%、2005年度~2009年度の法定基準値である30%を上回った。

エアバッグ類

  • エアバッグ類の引取総個数は113,297個、引き取ったエアバッグ類にかかわる使用済自動車は37,190台だった。
  • 再資源化率は実績値94%、法定基準値85%を上回った。

フロン類

  • フロン類の回収量73,323kg、取り扱った使用済自動車は249,113台だった。
  • *1 正式名称は「使用済自動車の再資源化等に関する法律」
  • *2 いすゞ自動車、クライスラー日本、ジャガー・ランドローバー・ジャパン、スズキ、日産自動車、日産ディーゼル工業、フォードジャパン、富士重工業、ボルボ・カーズ・ジャパン、マツダ、三菱自動車工業、三菱ふそうトラック・バス、メルセデス・ベンツ日本、財団法人自動車リサイクル促進センターが提携している

2008年度 再資源化等の実績

対象期間

2008年4月1日 ~ 2009年3月31日

再資源化等の状況

ASR※1 2008年度実績 (参考)2007年度実績
引取ASR総重量 / 引取使用済自動車台数 37,893.9t / 339,627台 38,752.7t / 357,139台
  ASR引取重量/ 使用済自動車台数 35,542.0t / 319,025台 35,616.4t / 328,898台
  リサイクル施設*2 への投入重量 29,507.9t 26,510.1t
リサイクル施設の排出残渣重量 3,298.6t 2,484.5t
委託全部再資源化*3 引渡ASR相当重量/ 使用済自動車台数 2,351.9t / 20,602台 3,136.3t / 28,241台
  委託全部利用への投入ASR重量 2,351.9t 3,136.3t
委託全部利用者の排出残渣重量 43.0t 58.2t
エアバッグ類 (ガス発生器) 2008年度実績 2007年度実績
引取回収個数 / 台数合計 113,297個 / 37,190台 80,992個 / 28,160台
  取外回収処理個数 / 台数 14,559個 / 8,768台 11,459個 / 7,125台
車上作動処理個数 / 台数 98,738個 / 28,383台 69,533個 / 20,980台
一部取外回収・一部車上作動処理台数 39台 55台
引取総重量 9,918.8kg 7,759.6kg
  再資源化重量 9,351.0kg 7,292.2kg
フロン類 2008年度実績 2007年度実績
フロン類引取量 / 台数合計 73,323.5kg / 249,113台 72,356.2kg / 246,372台
  CFC引取量 / 台数 12,360.1kg / 47,960台 17,435.9kg / 66,996台
HFC引取量 / 台数 60,963.4kg / 201,153台 54,920.3kg / 179,376台

基準の遵守状況

  基準値 08年度実績値 07年度実績値
ASR再資源化率
再資源化率 = 〔 (リサイクル施設*2 への投入重量-リサイクル施設の排出残渣重量) + (委託全部利用への投入ASR重量-委託全部利用者の排出残渣重量) 〕 / (ASR引取重量+委託全部再資源化引渡ASR相当重量)
30%以上 ※4 75.3% 69.9%
エアバッグ類再資源化率
再資源化率 = 再資源化重量 / 引取総重量
85%以上 94.3% 94.0%
  • ※1 Automobile Shredder Residue (自動車シュレッダーダスト)
  • ※2 自動車リサイクル法第28条で主務大臣の認定を取得したASR指定引取場所のうち、施行規則第26条に定める基準に適合した施設 (基準適合施設) を示す
  • ※3 自動車リサイクル法第31条で主務大臣の認定を取得した、全部再資源化業務委託先 (解体事業者、プレス・せん断処理業者) と委託全部利用者 (電炉・転炉等) で、ASRを生じさせないで使用済自動車を再資源化する仕組み
  • ※4 ASR再資源化率の基準値は2005年度~2009年度

収支 (資金管理法人から払い渡しを受けた預託金及び再資源化に要した費用)

  ASR エアバッグ類 フロン類 合計
払い渡しを受けた預託金 1,247,915,070円 79,668,591円 533,557,414円 1,861,141,075円
再資源化等に要した費用 1,331,546,017円 81,681,793円 518,428,655円 1,931,656,465円
収支計 △83,630,947円 △2,013,202円 15,128,759円 △70,515,390円

ASRの再資源化等の取組み

スズキは、ART (自動車破砕残さリサイクル促進チーム) を結成しASRの再資源化等を実施しています。
ARTとしての実績、リサイクル施設の基準適合状況はARTのホームページ (http://www.asrrt.jp) を参照願います。

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