2009年11月24日

スズキ、タイの四輪車工場の建設を開始

スズキ株式会社は、タイ政府が推進しているエコカープロジェクトについて、2007年12月にエコカー生産の認可を取得し、四輪車の工場建設に向けて計画を進めてきた。その後、一時的にプロジェクトを延期していたが、このほどタイ政府よりエコカー生産のための工場建設の申請が受理されたため、11月30日にラヨーン県ヘマラート・イースタンシーボード工業団地の建設予定地において地鎮祭を執り行い、工場建設を開始することとした。

スズキは今後200億円を投資して、エンジン工場、プレス、溶接、塗装、組み立て工程を持つ四輪車工場を建設し、2012年3月より生産を開始する計画である。

なお、スズキはタイでの四輪車の販売について、これまで販売子会社のスズキ・オートモービル・タイランド社(SAT)にて行なってきたが、今後は現地の生産会社スズキ・オートモービル・マニュファクチャリング・タイランド社(SAMT)に順次集約していく計画である。

SAMTの概要

会社名 スズキ・オートモービル・マニュファクチャリング・タイランド
設立 2008年4月
工場所在地 タイ・ラヨーン県ヘマラート・イースタンシーボード工業団地内
敷地面積 65万m2
投資額 200億円
人員数 約800名
生産予定機種 1.3Lクラスの小型車
生産開始時期 2012年3月予定
生産予定台数 2012年(初年度) 約10,000台

(ご参考) タイのエコカー政策の概要

排気量 排ガス CO2 燃費 生産台数
ガソリン:1300cc以下
ディーゼル:1400cc以下
EURO 4対応 120g/km以下 5L/100km以下
(20km/L 以上)
生産開始から
5年目に10万台
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