2010年5月13日

スズキ「スイフト プラグインハイブリッド」
国土交通省の型式指定を取得

スズキ株式会社が開発を進めてきた「スイフト プラグインハイブリッド」が、5月12日に国土交通省の型式指定を取得した。これにより、同車両は一般の市販車と同様に、登録に際して車両を国土交通省へ提示することなく、ナンバープレートの交付を受けることができる。

「スイフト プラグインハイブリッド」は、電気自動車をベースに、発電用のエンジンを搭載した小型乗用車である。バッテリーの電力で約15km走行することができ、バッテリー残量が少なくなると車両に搭載する発電用の小型エンジンで発電して走行することができるため、バッテリー切れによる走行不能に陥る不安が解消される。
発電用には0.66Lの小型エンジンを搭載したことで、高価で重量のあるバッテリーを大量に搭載する必要がなくなるため、車両のコストを下げるとともに車体の小型軽量化を実現している。

スズキは今秋より、「スイフト プラグインハイブリッド」を全国のスズキ代理店へ出荷し、各地域の交通事情に沿った走行データやサービス技術などの情報収集を目的に実証実験を行う計画である。

「スイフト プラグインハイブリッド」の概要

乗車定員 5人
全長×全幅×全高 3,755mm×1,690mm×1,510mm
モーター 交流同期電動機
モーター最高出力/最大トルク 55kW/180N・m
エンジン形式 K6A
充電所要時間 約1.5時間/100V、約1時間/200V
バッテリー種類/容量 リチウムイオン電池/2.66kWh
プラグインハイブリッド燃料消費率※1 37.6km/L※2
ハイブリッド燃料消費率 25.6km/L※2
EV走行換算距離※3 15km※2
  • ※1 外部充電による電力で走行した燃料消費率と、外部充電による電力を消費した後にハイブリッドで走行した燃料消費率を複合して算定された、平均的な燃料消費率のこと。
  • ※2 JC08モード走行(国土交通省審査値)による。
  • ※3 外部充電による電力のみを使用した走行に相当する距離のこと。

「スイフト プラグインハイブリッド」の概念図

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