2011年11月7日

スズキ、2011年度第2四半期決算を発表

-第2四半期業績は前回予想から大幅改善、中間配当は1円増配-

1.第2四半期の業績概況

当第2四半期の連結売上高は、東日本大震災の影響や円高による為替換算の影響に加え、インドでの販売減少もあり、1兆2,262億円と前年同期に比べ926億円(7.0%)減少しました。営業利益は国内生産・国内販売の挽回、原価低減、諸経費削減などに取組んだ結果、647億円と前年同期に比べ41億円(5.9%)の減少に留め、前回予想に対しては247億円(61.8%)の増加と大幅に上回ることができました。
経常利益は676億円と前年同期に比べ73億円(9.8%)減少しましたが、前回予想に対しては176億円(35.1%)の増加となりました。特別損失として東海地震・東南海地震での津波被害が想定される静岡県磐田市竜洋地区について災害対策引当金175億円を計上しましたが、GM関連の株式売却益などにより、四半期純利益は320億円と前年同期に比べ16億円(5.3%)増加し、前回予想に対しては20億円(6.7%)の増加となりました。
なお、当第2四半期の連結業績が前回予想から改善したことを踏まえ、当中間期の配当金につきましては、1株につき前回予想値から1円増配し、7円(前年中間配当6円)とさせていただきます。

2.各セグメントの状況

二輪車事業は、北米、アジアでの販売増加や固定費削減等により、売上高1,377億円(前年同期比4.9%増)、営業利益7億円(前年同期は41億円の営業損失)と前年同期に比べ大幅に改善し、第2四半期(7~9月期)は第1四半期に続き黒字となりました。
四輪車事業は、インドネシア、タイ、パキスタンなどで販売が増加しましたが、国内での震災影響や円高による為替換算の影響に加え、インドでの販売減少もあり、売上高は1兆620億円と前年同期に比べ1,014億円(8.7%)減少し、営業利益についても603億円と前年同期に比べ90億円(13.0%)減少しました。
特機等事業は、日本、欧州、北米、アジアなど各地で船外機の販売が増加し、売上高265億円と前年同期に比べ23億円(9.4%)増加しました。営業利益についても、37億円と前年同期に比べ1億円(1.8%)の増加となりました。
なお、北米の所在地別損益は、前年同期の21億円の営業損失から3億円の営業損失へと大幅に改善しております。

3.通期連結業績予想

第2四半期業績が大幅に予想値を上回ったことを踏まえ、下期の為替レートを1米ドル75円(前回予想80円)、1ユーロ105円(前回予想110円)へと修正した上で通期予想を見直しました。なお、タイ洪水の影響が不透明ですので、その点も考慮し、利益目標としては前回予想を据え置くことといたしました。

売上高 2兆6,100億円 (前期比 0.1%増)
営業利益 1,100億円 (前期比 2.9%増)
経常利益 1,250億円 (前期比 2.0%増)
当期純利益 500億円 (前期比 10.7%増)
(為替レート) 1米ドル=通期 77円(下期 75円)
1ユーロ=通期109円(下期105円)

以上

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