2015年2月5日

スズキ、2015年3月期第3四半期決算を発表

- 増収・四半期純利益減益、通期業績予想は当期純利益を100億円下方修正 -

1.第3四半期の業績概況

当第3四半期の連結売上高は2兆1,430億円と前年同期に比べ673億円(3.2%)増加しました。国内売上高は四輪車、二輪車の減少により7,738億円と前年同期に比べ41億円(0.5%)減少しました。海外売上高は、インドでの四輪車の売上増加等により1兆3,692億円と前年同期に比べ714億円(5.5%)増加しました。
連結利益の面では、営業利益は為替やインドでの増益があったものの、インドネシア、タイでの減益等により1,352億円と前年同期並みとなりました。経常利益は為替差損の減少等により1,444億円と前年同期に比べ49億円(3.5%)の増加となりましたが、四半期純利益は法人税等の増加や少数株主利益の控除が増加したことなどにより799億円と前年同期に比べ26億円(3.1%)の減少となりました。

2.各セグメントの状況

四輪車事業の国内売上高は「ハスラー」が2015年次RJC カー オブ ザ イヤー他、多くの賞を受賞するなどお客様にご好評を頂き、また、ガソリン車No.1となる37km/L(JC08モード)を達成した新型「アルト」の発売など商品力を強化し拡販に努めてまいりましたが、消費税率引上げに伴う反動減もあり前年同期を下回りました。海外売上高はインドでの増加等により前年同期を上回りました。この結果、四輪車事業の売上高は1兆9,170億円と前年同期に比べ735億円(4.0%)増加しました。営業利益は為替やインドでの増益があったものの、インドネシア、タイでの減益等により1,337億円と前年同期に比べ2億円(0.1%)減少しました。
二輪車事業の売上高はアジアでの販売減少等により1,799億円と前年同期に比べ125億円(6.5%)減少しました。営業利益は前年同期の営業損失46億円から営業損失50億円となりました。
特機等事業の売上高は欧州や北米での船外機の売上増加等により461億円と前年同期に比べ63億円(15.8%)増加しました。営業利益は65億円と前年同期に比べ11億円(19.7%)増加しました。
所在地別の営業利益につきましては、日本が為替による増益があったものの四輪車の競争激化等により945億円と前年同期に比べ10億円(1.0%)減少、アジアがインドネシア、タイなどでの減益により424億円と前年同期に比べ81億円(16.0%)減少、欧州は前年同期の営業損失13億円から営業損失24億円へとなりました。

3.連結業績予想

連結業績予想につきましては、当第3四半期の実績を踏まえて各国での販売台数や為替等を見直しました結果、連結全体での売上高、営業利益、経常利益は前回予想から変更ありません。なお、当期純利益につきましては、来期からの法人税率引下げに伴う繰延税金資産の取崩しによる影響を織込み、前回予想から100億円を下方修正しております。
当社グループは一丸となってあらゆる分野での改革に取り組み、以下の連結業績予想以上を達成すべく事業活動を展開してまいります。

(連結業績予想…通期)
売上高 3兆円 (前期比 2.1%増、前回予想から変更なし)
営業利益 1,880億円 (前期比 0.1%増、前回予想から変更なし)
経常利益 1,980億円 (前期比 0.1%増、前回予想から変更なし)
当期純利益 1,050億円 (前期比 2.3%減、前回予想比 100億円減)
(為替レート) 1米ドル=109円、1ユーロ=139円、1インドルピー=1.79円、
100インドネシアルピア=0.91円、1タイバーツ=3.35円

以上

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