2014年6月2日

自動車リサイクル法に基づく
2013年度再資源化等の実績について

スズキ株式会社(以下スズキ)は6月2日、自動車リサイクル法*1に基づき、2013年度(2013年4月~2014年3月)の特定再資源化物品(自動車シュレッダーダスト:以下ASR、エアバッグ類、フロン類)に関する再資源化等実績を公表した。

スズキは、自動車リサイクル法により自動車製造業者等に義務付けられている特定再資源化物品について、お客様から預託を受けたリサイクル料金により適正処理・再資源化を推進し、その責務を果たしている。
エアバッグ類、フロン類については、一般社団法人自動車再資源化協力機構、ASRについては、自動車破砕残さリサイクル促進チーム「ART(Automobile shredder residue Recycling promotion Team、呼称:エイ・アール・ティー)」*2に処理を委託し、特定再資源化物品のリサイクルを適正、円滑かつ効率的に実施している。

スズキが、2013年度の再資源化等に要した費用の総額は24億9,821万円、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金は28億8,666万円、収支は3億8,845万円の黒字となった。なお、2004年度からの累計収支は7億1,307万円の黒字であり、今後も中長期的に全体の収支バランスが取れるよう取り組んでいく。特定再資源化物品の実績については以下の通り。

ASR

  • ASRの引取量は49,382.8t、取り扱った使用済み自動車は404,872台だった。
  • 再資源化率は実績値96.9%、2010年度~2014年度の法定基準値である50%を上回った。

エアバッグ類

  • エアバッグ類の引取総個数は563,379個、引き取ったエアバッグ類にかかわる使用済み自動車は151,453台だった。
  • 再資源化率は実績値93.8%、法定基準値85%を上回った。

フロン類

  • フロン類の回収量は90,570.1kg、取り扱った使用済み自動車は343,662台だった。
  • *1 正式名称は「使用済自動車の再資源化等に関する法律」
  • *2 いすゞ自動車、自動車リサイクル促進センター、ジャガー・ランドローバー・ジャパン、スズキ、日産自動車、フォード・ジャパン、富士重工業、ボルボ・カー・ジャパン、マツダ、三菱自動車工業、三菱ふそうトラック・バス、メルセデス・ベンツ日本、UDトラックスが提携している。

2013年度 再資源化等の実績

対象期間

2013年4月1日~2014年3月31日

ASR※1 2013年度実績 前年比較 (参考)2012年度実績
ASR引取総重量 / 使用済み自動車台数 49,382.8t / 404,872台 3,727.1t / 25,770台 45,655.7t / 379,102台
  ASR引取重量 / 使用済み自動車台数 47,447.4t / 389,384台 3,383.5t / 23,118台 44,063.9t / 366,266台
  ASRリサイクル施設※2への投入ASR重量 47,447.4t 3,383.5t 44,063.9t
ASRリサイクル施設で生じた
当該ASR由来の廃棄物重量
1,499.1t -519.9t 2,019.0t
委託全部再資源化※3
委託全部再資源化で全部利用者に引き渡した
ASR相当重量 / 使用済み自動車
1,935.3t / 15,488台 343.5t / 2,652台 1,591.8t / 12,836台
  委託全部利用したASR重量 1,935.3t 343.5t 1,591.8t
委託全部利用者で生じた
当該使用済み自動車由来の廃棄物重量
27.0t 2.0t 25.0t
エアバッグ類(ガス発生器) 2013年度実績 前年比較 (参考)2012年度実績
引取回収個数 / 使用済み自動車台数 563,379個 / 151,453台 132,084個 / 32,941台 431,295個 / 118,512台
  取外回収処理個数 / 使用済み自動車台数 61,906個 / 24,124台 15,453個 / 4,186台 46,453個 / 19,938台
車上作動処理個数 / 使用済み自動車台数 501,473個 / 126,298台 116,631個 / 28,396台 384,842個 / 97,902台
一部取外回収・一部車上作動処理台数 1,031台 359台 672台
引取総重量 39,522.8kg 8,088.1kg 31,434.7kg
  再資源化重量 37,054.8kg 7,741.5kg 29,313.3kg
フロン類 2013年度実績 前年比較 (参考)2012年度実績
フロン類引取量 / 使用済み自動車台数 90,570.1kg / 343,662台 5,815.1kg / 35,079台 84,755.0kg / 308,583台
  CFC引取量 / 使用済み自動車台数 1,665.7kg / 7,602台 -768.5kg / -3,322台 2,434.2kg / 10,924台
HFC引取量 / 使用済み自動車台数 88,904.4kg / 336,060台 6,583.6kg / 38,401台 82,320.8kg / 297,659台

基準の遵守状況

  基準値 13年度実績値 12年度実績値
ASR再資源化率
再資源化率=〔()+()〕/(
50%以上※4 96.9% 95.5%
エアバッグ類再資源化率
再資源化率=
85%以上 93.8% 93.3%
  • ※1 Automobile Shredder Residue(自動車シュレッダーダスト)
  • ※2 自動車リサイクル法第28条で主務大臣の認定を取得したASR指定引取場所のうち、施行規則第26条に定める基準に適合した施設(基準適合施設)を示す
  • ※3 自動車リサイクル法第31条で主務大臣の認定を所得した、全部再資源化業務委託先(解体事業者、プレス・せん断処理業者)と委託全部利用者(電炉・転炉等)で、ASRを生じさせないで使用済自動車を再資源化する仕組み
  • ※4 ASR再資源化率の基準値は2010年度~2014年度

収支(資金管理法人から払い渡しを受けた預託金及び再資源化に要した費用)

  ASR エアバッグ類 フロン類 合計
払い渡しを受けた預託金 1,730,958,512円 371,708,936円 783,994,445円 2,886,661,893円
再資源化等に要した費用 1,561,039,176円 320,627,557円 616,549,209円 2,498,215,942円
収支計 169,919,336円 51,081,379円 167,445,236円 388,445,951円

スズキは、ART(自動車破砕残さリサイクル促進チーム)を結成しASRの再資源化等を実施しています。
ARTとしての実績、リサイクル施設の基準適合状況はARTのホームページ(http://www.asrrt.jp)を参照願います。

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