2016年11月4日

スズキ、2017年3月期第2四半期決算を発表

- 減収増益、中間配当2円増配、通期利益上方修正 -

1.第2四半期決算の業績概況

当第2四半期の連結売上高は1兆4,990億円と前年同期に比べ565億円(3.6%)減少しました。国内売上高は登録車の販売が増加しましたが、軽自動車販売やOEM売上の減少等により4,966億円と前年同期に比べ34億円(0.7%)減少しました。海外売上高はインドや欧州等での四輪車の販売は増加しましたが、インドネシア、パキスタンでの四輪車の販売減、および為替影響等により1兆24億円と前年同期に比べ531億円(5.0%)減少しました。
連結利益の面では、営業利益は為替影響があったものの、インド、欧州での四輪車の販売増等により1,155億円と前年同期に比べ144億円(14.3%)増加、経常利益は1,218億円と前年同期に比べ97億円(8.7%)増加しました。親会社株主に帰属する四半期純利益は経常利益の増加に加え、投資有価証券売却益の増加もあり999億円と前年同期に比べ208億円(26.4%)増加しました。
なお、中間配当金につきましては1株につき前回予想より2円増配し、17円(前年中間配当15円)とさせていただきます。

2.各セグメントの状況

四輪車事業につきましては、国内売上高は昨年度に投入した「ソリオ」、「エスクード」、「イグニス」、「バレーノ」など登録車の販売が伸びましたが、軽自動車販売やOEM売上の減少等により前年同期を下回りました。海外売上高はインドや欧州等での販売は増加しましたが、インドネシア、パキスタンでの販売減、および為替影響等により前年同期を下回りました。この結果、四輪車事業の売上高は1兆3,677億円と前年同期に比べ282億円(2.0%)減少しました。営業利益は為替影響があったものの、インド、欧州での販売増等により1,093億円と前年同期に比べ148億円(15.7%)増加しました。
二輪車事業につきましては、売上高は欧州、北米、アジアでの販売減少、為替影響等により966億円と前年同期に比べ267億円(21.7%)減少しました。営業利益は前年同期の営業損失12億円から営業損失7億円となりました。
特機等事業の売上高は米国での船外機の売上は増加しましたが、為替影響等により347億円と前年同期に比べ16億円(4.4%)減少しました。営業利益は69億円と前年同期に比べ9億円(12.0%)減少しました。
所在地別の営業利益につきましては、日本は為替影響等により395億円と前年同期に比べ38億円(8.7%)減少しましたが、アジアがインドでの販売増加等により598億円と前年同期に比べ48億円(8.7%)増加、欧州もコンパクトSUV「ビターラ」の販売好調などにより72億円と前年同期に比べ48億円(201.9%)増加しました。

3.連結業績予想

連結業績予想につきましては、当第2四半期の実績を反映するとともに、為替前提、販売台数等を見直しし、以下の通り修正いたします。当社グループは一丸となってあらゆる分野での改革に取り組み、連結業績予想以上を達成すべく事業活動を展開してまいります。

(連結業績予想…通期)
売上高 3兆1,000億円 (前期比 2.5%減)
営業利益 2,000億円 (前期比 2.4%増、前回予想比200億円増)
経常利益 2,100億円 (前期比 0.4%増、前回予想比250億円増)
親会社株主に帰属する当期純利益 1,450億円 (前期比 24.3%増、前回予想比520億円増)
(為替レート) 1米ドル=104円、1ユーロ=116円、1インドルピー=1.58円、
100インドネシアルピア=0.80円、1タイバーツ=2.98円

以上

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