2008年10月8日

スズキ「ワゴンR」が2008年度グッドデザイン賞、および
「ジムニー」がグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞

GOOD DESIGN

スズキ株式会社の軽乗用車「ワゴンR」が、(財)日本産業デザイン振興会による「2008年度グッドデザイン賞」を受賞した。また、軽の本格的四輪駆動車「ジムニー」が同「2008年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞した。

「ワゴンR」は、従来の軽自動車よりも全高と乗員の着座位置を高めた新発想の軽ハイトワゴンという新たなジャンルを切り拓いた軽自動車である。「車より楽しいクルマ」として、大人4人が快適に過ごせる居住空間、マルチに使える積載力、運転しやすく乗り降りしやすい乗車位置などが多くの方々に広く受け入れられて来た。9月25日に発売開始した新型「ワゴンR」は、ワゴンRの4代目として、今までのワゴンRが持っていた魅力的なポイントと、様々なお客様のニーズに応えるバランスの良さをそのままに、アップデートしたスタイリッシュなデザイン、快適性を増した後席居住空間、レベルアップした基本性能などを備え、より個性的な「スティングレー」によって幅広い嗜好にも対応しながら、さらに進化した新型軽ワゴンである。

ワゴンR ワゴンRスティングレー

今回、『オリジナルの良さであるスペースユーティリティーを生かしながら特徴的な「箱型」の表現が継承されている。特徴的なヘッドランプの形状、端正なグリル・バンパーグリルを含め新しい時代を予感させるテイストをかもし出している。室内空間を確保しながら動感を強調している表現が今後のスモールカーの先駆けになると思われる必然性を持っている。室内も経済性を加味しながら使いやすさを追求している点で評価できる。』と評価され、「ワゴンR」「ワゴンRスティングレー」のワゴンRシリーズが受賞となった。

また、グッドデザイン賞 特別賞として、本格的な四輪駆動を特長とする軽自動車「ジムニー」が、「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞した。この賞は、「人々に愛され支持され続けた道具や機器を、明日の生活という視点から再評価し、顕彰することにより、ものづくりと私たちの生活を見直す契機を提供する。」という賞の目的に沿って、10年以上にわたって同一の商品コンセプトで継続的に生産販売されている商品等に与えられる特別賞である。

「ジムニー」は軽自動車初の本格クロスカントリー4WDとして1970年に誕生し、その高いオフロード性能を日常生活や山岳地帯、豪雪地帯での生活に求める方々、また、パトカーや郵便配達車などの公用車両として、そして休日のレジャーやクロスカントリーを楽しむオフロードのスポーツカーとして使われる国内外の方々から高い評価を得ている。1998年、軽自動車規格の改正に伴い、決して大きな車のミニチュア版ではない、ジムニーとしてのあるべき姿を目指し、日常使用の快適性を犠牲にせず、オンとオフを自由に楽しめる性能を、もっと多くの人に気軽に安全に体感してほしいという想いを込めてデザインした。

ジムニー

今回、『本格クロカン4WDとして開発された。オフロード用として、公用車として、かつ、町中を気楽に運転も出来る、「小さく」「軽く」「力強く」のキーワードのもと、4×4のライトウエイトな小型車のこだわりが一貫してつらぬかれていて小気味よい。質感、性能の進化を図りながら、軽量化、燃費、リサイクル性等の向上と時代に寄り添った存在で有り続けている。』と評価され、「ジムニー」が受賞となった。

※「グッドデザイン賞」:1957年に通商産業省 (当時) によって創立された「グッドデザイン商品選定制度」(通称Gマーク制度) を母体とする、我が国唯一の総合的デザイン評価・推奨制度。

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