F10A型4気筒1000ccエンジンを搭載。当初は海外のみで販売したが、ファンの要望に応えて国内でも販売したところ、オフロードマニアだけでなく、一般のユーザーからも注目された。ボディーはハーフメタルドア、フルメタルドア、バン、ピックアップ の4タイプで、白色8本スポークホイールと、黒、白、赤、シルバーの斬新なボディー色の採用などによってファッション性も高めた。ラダーフレームや高・低速2段切り替え式のトランスファーなどの本格的なオフロードメカニズムを継承。前輪に全浮動車軸懸架を採用し、フリーホイールハブ（オプション）の装着を可能として二輪駆動時のメカロスを低減するなど、走行性能と経済性も高めた。

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キャビン後方に3方開きのデッキを搭載したピックアップトラック。ジムニー1000輸出仕様のロングホイールベースのシャーシを用いたストレッチモデルで、全長はベース車より530mm長くなっている。

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より高レベルでのオンロードでの快適性とオフロード走破性を求める声に応えて、G13A型4気筒1300ccエンジンを搭載した小型車規格のジムニー。幌(ほろ)ボディーとバンに加えて、新たに乗用車登録のワゴンタイプも設定した。トランスミッションにはジムニー初の5速MTを採用して高速走行での燃費と静粛性を向上。前輪サスペンションにスタビライザーを装備したほか、前輪ブレーキに踏力の軽減を図るバキュームサーボ付ディスクブレーキを採用するなど、基本性能の向上も図った。

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ジムニー1300をマイナーチェンジし、分割可倒式リヤシートの採用、ハロゲンヘッドランプの標準装備、幌(ほろ)色の黒から白への変更など、使いやすさと内外観の向上を図った。このマイナーチェンジに合わせて発売したのがパノラミックルーフワゴン。全高を145mm高めてハイルーフ化し、ルーフ両側にパノラマウインドーを装着、明るい室内や洗練された外観を実現している。

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ジムニー1300は1988年に国内販売を終了したが、1993年に車名に英語で連峰、山脈を意味するシエラのサブネームを添えて復活した。EPIを採用したG13B型エンジンは最大トルクを3,500rpmの低回転で発生。ラフロードから市街地まで、快適な走りを実現した。ワイドフェンダーやクロームメッキホイールの足まわり、大型フォグランプ、フロントグリルガード、サイドステップなどの装備がワイルドな雰囲気を演出した。同年AT車を追加。さらに1995年にはサスペンションを3リンクコイル化するなど大幅な進化を遂げた。

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小型車版ジムニーがフルモデルチェンジでジムニーワイドに。新設計3分割構造の高剛性ラダーフレームを採用し、4WD機構は走行中に2WDと4WDの切り替えがワンタッチでできる「ドライブアクション4×4」を搭載した。足まわりは前後輪に3リンクリジッドコイルサスペンションを採用。エンジンはスムーズで扱いやすいG13B型1300ccで5速MTと4速ATを組み合わせた。街中では快適な乗り心地を確保しながらキビキビと走り、オフロードでは優れた悪路走破性を発揮した。2000年には一層力強く環境にも配慮した新世代エンジンM13A型を搭載。高度な衝突安全性を実現したTECTを採用した。

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ジムニーワイドは、2002年のマイナーチェンジを機に車名を新たに「ジムニー シエラ」とした。フロントフォグランプをマルチリフレクター式とし、引き締まったエクステリアとした。また、キーレスエントリーのアンサーバック機構にハザードランプ点灯式を採用。外部からの視認性を向上させるなど、使い勝手も向上させた。

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新開発のラダーフレームに、「FRレイアウト」「副変速機付パートタイム4WD」「3リンクリジッドアクスル式サスペンション」といったジムニー伝統の基本構造を継承した本格4WD。デザインは合理的で無駄のない機能美を追求した。先代モデルに対して、車体全長を50mm短縮、全幅を45mm拡大し、取り回しの良さと高速走行時の安定性を実現している。また、ブレーキLSDトラクションコントロールを全車に標準装備し、高い走破性能を実現した。エンジンは1500ccの新開発K15B型4気筒1500ccDOHC 16バルブVVTを搭載するなど、プロユースにも応える動力性能と信頼性を実現した。なお、このジムニーシエラとジムニーは、当社としては初となるグッドデザイン金賞（経済産業大臣賞）を受賞した。

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