M系
G系エンジンの後継で、燃費や排ガスといった基本性能を高いレベルで達成しつつ、動力性能、静粛性、信頼性のバランスを図ったエンジン。アルミダイキャスト製の4気筒DOHC 16バルブエンジンで、高剛性のセミラダーフレーム式クランク軸受、スリーブを直接冷却するセミウエットライナー方式等を特長とし、国内向けには吸気VVTを標準装備とした。加工方法の改良によりシリンダボアの真円度が向上し、オイル消費量及びブローバイガスの削減とピストンリングの低張力化が実現できた。またサイレントチェーンの採用やヘッドカバーの騒音対策により、エンジンの静粛性を大きく向上させた。
M13A

(スイフトHT型)
2000年発売のスイフト(HT型)のために開発した、新設計1.3LオールアルミDOHCエンジン。
エンジン型式 | M13A |
エンジン種類 | 水冷 4サイクル 直列4気筒 |
弁機構 | DOHC 16バルブ |
内径(mm)×行程(mm) | 78.0×69.5 |
総排気量(cc) | 1,328 |
搭載車一覧 [※]
機種名 発売年 | 搭載期間 | |
スイフト(HT型) 2000 | 2000年2月 | 2004年11月 |
スイフト 2004 | 2004年11月 | 2010年9月 |
ジムニーワイド 1998 | 2000年4月 | 2002年1月 |
ジムニーシエラ 2002 | 2002年1月 | 2018年7月 |
ワゴンRソリオ 2000 | 2000年12月 | 2005年8月 |
ソリオ 2005 | 2005年8月 | 2010年12月 |
M15A

(エリオ)
2001年発売のエリオに初搭載された。SX4の2009年の一部改良時には、可変吸気システムを採用して出力・トルクを向上させた。
エンジン型式 | M15A |
エンジン種類 | 水冷 4サイクル 直列4気筒 |
弁機構 | DOHC 16バルブ |
内径(mm)×行程(mm) | 78.0×78.0 |
総排気量(cc) | 1,490 |
搭載車一覧 [※]
機種名 発売年 | 搭載期間 | |
エリオ 2001 | 2001年1月 | 2006年7月 |
エリオセダン 2001 | 2001年11月 | 2007年7月 |
スイフトスポーツ(HT型) 2003 | 2003年6月 | 2004年11月 |
スイフト 2004 | 2004年11月 | 2010年9月 |
SX4 2006 | 2006年7月 | 2014年11月 |
SX4セダン 2007 | 2007年7月 | 2014年11月 |
M18A

(エリオ)
2003年、エリオとエリオセダンに追加された1.8Lのハイグレードエンジン。
エンジン型式 | M18A |
エンジン種類 | 水冷 4サイクル 直列4気筒 |
弁機構 | DOHC 16バルブ |
内径(mm)×行程(mm) | 83.0×83.0 |
総排気量(cc) | 1,796 |
搭載車一覧 [※]
機種名 発売年 | 搭載期間 | |
エリオ 2001 | 2003年1月 | 2007年7月 |
エリオセダン 2001 | 2003年1月 | 2007年7月 |
M16A

(スイフトスポーツ 2011年)
2011年発売のスイフトスポーツには、可変吸気システムの他、数々の専用チューニングを施して出力100kWを達成したM16Aが搭載された。M16A は2020年3月現在、SX4 S-CROSSに搭載されている。
エンジン型式 | M16A |
エンジン種類 | 水冷 4サイクル 直列4気筒 |
弁機構 | DOHC 16バルブ |
内径(mm)×行程(mm) | 78.0×83.0 |
総排気量(cc) | 1,586 |
搭載車一覧 [※]
機種名 発売年 | 搭載期間 | |
スイフトスポーツ 2005 | 2005年9月 | 2011年12月 |
スイフトスポーツ 2011 | 2011年12月 | 2017年9月 |
エスクード3ドア 2006 | 2006年6月 | 2007年5月 |
エスクード (4代目) 2015 | 2015年10月 | 2018年12月 |
SX4 S-CROSS 2015 | 2015年2月 | 継続中 |