受け継いだDNA、進化したメカニズム。

ラダーフレーム

さまざまな環境にも耐えうるジムニー伝統のラダーフレーム構造は、本格4WDの証です。頑強な構造をさらに進化させました。

FRレイアウト

エンジンをフロントタイヤ前端より後方に配置したFRレイアウト。険しい凹凸を越えていくために必要なアプローチアングルを確保する、本格4WDの原点です。

Photo:XC ボディーカラーはミディアムグレー(ZVL)

機械式副変速機

路面状況に応じて2WD⇄4WDを切り替えることができる機械式の副変速機。トランスファーレバーのダイレクトな操作感が、走りに向かうドライバーの気持ちを高めます。

パートタイム4WD

高い脱出性能を実現するだけでなく、シンプルな構造によって高い信頼性を確保。過酷な環境を走るからこそ、ジムニーはパートタイム4WDを採用し続けてきました。

3リンクリジッドアクスル式サスペンション

求められるのは、過酷な環境も走破できるサスペンション性能。基本構造を継承し、鍛え上げてきた3リンクリジッドアクスル式サスペンションが、ジムニーならではの高い悪路走破性を実現しています。

R06A型ターボエンジン

低回転からの力強いトルクと信頼性を追求したR06A型ターボエンジン。ジムニーの優れたオフロード性能をさらなる次元へと押し上げます。

*各画像はイメージです。

40年以上継承してきたジムニーの基本構造を磨き上げる。

新開発ラダーフレーム

頑丈な梯子型のフレームにサスペンションなどを取り付け、その上に車体を載せる、本格4WDの伝統を受け継ぐラダーフレーム構造を採用しています。一般的なSUVが採用している乗用車と同じモノコック構造とは一線を画す構造です。新開発したラダーフレームには、X(エックス)メンバーを採用するとともに、前後にクロスメンバーを追加し、ねじり剛性を従来の約1.5倍に高めました。また、車体とラダーフレームをつなぐボディーマウントゴムを新設計。上下方向に柔らかくすることで乗り心地を良くし、水平方向に硬くすることで操縦安定性を高めているのも進化の一つです。

*説明のために着色しています。

パートタイム4WD

ジムニーには初代から一貫して、前輪と後輪をシンプルな構造で直結するパートタイム4WDを採用しています。これにより、前輪か後輪のどちらかが空転しても駆動力を確保することができます。

機械式副変速機

機械式副変速機

トランスファーレバー

パートタイム4WDは、路面状況などに応じて2WDと4WDを任意に切り替えて走行できます。その際、2H(2WD)、4H(4WD高速)、4L(4WD低速)のモード切り替え操作を行なうのが副変速機です。4Lは急な登坂路や悪路の走破性を高めるために、通常の約2倍の駆動力を発揮します。ジムニーでは、2H⇄4H⇄4Lの切り替えをダイレクトな操作感があるトランスファーレバーで行ないます。

*2H(2WD)⇄4H(4WD高速)の切り替えは、直進時に100km/h以下で行なってください。4L(4WD低速)の切り替えは停止して行なってください。

●トランスファーレバーの操作について、詳しくは車両付属の取扱説明書にてご確認ください。

3リンクリジッドアクスル式サスペンション

ジムニーの伝統のひとつが、3リンクリジッドアクスル式サスペンション。左右の車輪をダイレクトにつなぐリジッドアクスル式サスペンションは、一般的な乗用車の独立懸架式サスペンションに比べて、凹凸路で優れた接地性と大きな対地クリアランスを確保できます。また、堅牢な構造により過酷な使用環境にも耐える信頼性を実現しています。

リジッドアクスル式サスペンション

独立懸架式サスペンション

フロントトレッド(mm) 1,265
リヤトレッド(mm) 1,275
ホイールベース(mm) 2,250
懸架方式 3リンクリジッドアクスル式コイルスプリング

3アングル(アプローチアングル、ランプブレークオーバーアングル、デパーチャーアングル)

ジムニーがこだわり続けてきた、厳しいオフロードでの高い走破性能。それを支えているのが、205mmの最低地上高と、十分に確保したアプローチアングル・ランプブレークオーバーアングル・デパーチャーアングルからなる対障害角度。厳しい環境であってもバンパーやアンダーボディーが障害物に接触しにくいよう、綿密に造り込んでいます。

Photo:XC ボディーカラーはミディアムグレー(ZVL)

3アングルとは:オフロードにおける走破性能を示すひとつの要素。

アプローチアングルは前方の障害物を前輪が乗り越えられる角度。
ランプブレークオーバーアングルは乗り越えた障害物がアンダーボディーに接触せずに越えられる角度。
デパーチャーアングルはリヤバンパーやマフラーなどが障害物に接触せずに越えられる角度。

最小回転半径

Photo:XC ボディーカラーはミディアムグレー(ZVL)

4.8mの最小回転半径で、狭い道での切り返しなどもスムーズに行なうことができます。

ステアリングダンパー

*説明のために着色しています。

悪路走行時などの路面の凹凸にステアリングが取られるキックバックを低減するとともに、高速走行時にはステアリングの振動やふらつきを抑えることで高い操縦安定性を実現しています。

ブレーキLSDトラクションコントロール

前輪と後輪を直結したパートタイム4WDでも、左右輪のどちらかが空転した場合にはもう一方の車輪の駆動力は失われてしまいます。そうしたシーンでの駆動力を確保するため、ジムニーは電子制御のブレーキLSDトラクションコントロールを標準装備しています。駆動状態を4L(4WD低速)に切り替えると、空転した車輪にだけブレーキが作動。エンジントルクは落とさないため、もう一方の車輪の駆動力をしっかりと確保し、高い脱出性能を実現します。

*4H(4WD高速)選択時には、ジムニー専用チューニングを施したESP(R)のトラクションコントロールが脱出性能をサポートします。

ヒルホールドコントロール

Photo:XC ボディーカラーはシフォンアイボリーメタリック(ZVG)

ESP(R)OFFスイッチ

坂道発進時にブレーキペダルからアクセルペダルに踏み替える瞬間、一時的にブレーキが作動(最長約2秒間)。車体が後退せず、スムーズに発進できます。MT車を含め、全車に標準装備しています。

  • *4LでESP(R)OFFスイッチを長押しするとヒルホールドコントロールを停止状態にすることができます。
  • *ESPはDaimler AGの登録商標です。

ヒルディセントコントロール

Photo:XC ボディーカラーはシフォンアイボリーメタリック(ZVG)

ヒルディセントコントロールスイッチ

急な下り坂などではブレーキを自動制御することで車両の加速を抑え、定速走行を実現します。ステアリング操作に集中できるので、安心して運転できます。

*ヒルディセントコントロールスイッチをONにして、トランスファーレバーが4Hまたは4Lの状態で、車速25km/h以下かつ勾配約7%以上の場合に作動します。ただしAT車は、シフトポジションがPおよびNでは作動しません。

クルーズコントロールシステム(XC)

設定した速度(約45km/h〜100km/h)を自動的に維持するクルーズコントロールを装備。アクセルペダルを踏み続ける必要がなく、高速走行時や長距離ドライブを快適にサポートします。

ブレーキシステム

ブレーキペダル比やブレーキブースターの最適化によってコントロール性を向上させ、安心感のあるブレーキフィーリングを実現しました。またリヤのドラムブレーキは、低速域や静止時にしっかりとした制動力を発揮します。

本格4WDの過酷な使用環境で、走りやすさと耐久性を追求したエンジン。

R06A型ターボエンジン

エンジン諸元

型式 R06A型
種類 水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ
総排気量(L) 0.658
圧縮比 9.1
最高出力(kW/rpm)ネット 47〈64PS〉/6,000
最大トルク(N・m/rpm)ネット 96〈9.8kg・m〉/3,500
ボア(mm) 64.0
ストローク(mm) 68.2
ストローク/ボア 1.07
VVT 吸気VVT
エンジンオイル粘度 5W-30

〈 〉内は、旧単位での参考値です 。

従来より圧縮比を高め、ロングストローク化するとともに、インテーク側VVTを採用したR06A型ターボエンジンを搭載。低回転から力強いトルクを発揮させることで、オフロードでの優れた走行性能を確保しました。軽量・コンパクトな設計を実現するとともに、水や雪、飛び石への対策を施すなど、高い信頼性も備えています。

ターボチャージャー

小型・低慣性のタービンを採用して、アクセルペダルの踏み込みに対するリニアな立ち上がりを実現。低速で高い駆動力を発揮するトランスミッションとあわせて、滑りやすい悪路や岩場でも安定した駆動力を確保します。

インタークーラー

*説明のために着色しています。

エア導入口をグリル部分にレイアウト。高い風速を効率よくインタークーラーへ通すことで、冷却性能を向上させています。

吸気レイアウト

過酷な自然環境でオフロード性能を最大限に引き出すために、耐水性能、耐雪害性能を考慮した吸気口レイアウトを採用。これにあわせてエアクリーナーはエンジン上部へ設置しています。

樹脂製インテークマニホールド

高い動力性能を維持しつつ、燃費性能を最大限に引き出すため、樹脂製インテークマニホールドの採用や、エアクリーナーのエンジン上部への配置など吸気システムを最適化し、圧力損失の低減を図りました。

電子制御スロットル

コンピューターがバルブの開度を制御して、吸入空気量を緻密にコントロール。余分な燃料噴射を減らすことで、燃費性能と排出ガス性能の向上に貢献します。

ロングノズルインジェクター

燃料噴射位置を燃焼室に近づけることで混合気を最適化し、動力性能の向上と燃費の改善を両立します。

フライホイール

慣性モーメントの高いフライホイールによって、悪路走破性に適した低速トルクを確保するとともに、振動やこもり音を抑えています。

樹脂製ベルトカバー

被水や飛び石への対策として、開口部が少なく広い範囲を覆う樹脂製ベルトカバーを採用しています。

アルミ製オイルパン

防錆性に優れたアルミ製のオイルパンを採用しました。さらにトランスミッションと結合させることで、振動、騒音の低減に貢献しています。

電動ラジエーターファン

メカニカルロスの低減や騒音・振動の低減に寄与する電動ラジエーターファンを採用しています。

5MT

燃料消費率※1(国土交通省審査値)
※2
16.2 km/L
市街地モード※2 14.6km/L
郊外モード※2 17.5km/L
高速道路モード※2 16.5km/L

4AT

燃料消費率※1(国土交通省審査値)
※2
13.2 km/L
市街地モード※2 11.0km/L
郊外モード※2 13.9km/L
高速道路モード※2 14.2km/L
  • ※1 燃料消費率は定められた試験条件での値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。
  • ※2 WLTCモード:市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード。
    市街地モード:信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定。
    郊外モード:信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定。
    高速道路モード:高速道路等での走行を想定。

*WLTC=Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycle

トランスミッション(5MT / 4AT)

5MT

4AT

5MTはダイレクト感あふれる軽快なシフトフィールによって、スポーティーな走りも思いのまま。振動や抵抗も少なく、燃費性能の向上にも貢献します。4ATには、変速操作をよりスムーズに行なうことができるストレート式を採用。握りやすいシフトレバーや見やすいインジケーターなど、操作性を高めています。

スズキ純正エンジンオイル ECSTAR F(エクスター エフ)

ジムニーのエンジンには、スズキ純正のプレミアムエンジンオイル「ECSTAR F(エクスター エフ)」を使用しています。ベースオイルに全合成油を採用し、高品質な添加剤を適切に配合しているため、スズキ車の性能を最大限に引き出します。燃費、潤滑、防錆等の性能はエンジンオイルによって左右されるため、オイル交換の際は「ECSTAR F」の使用をおすすめします。

*エンジンオイルの交換時期、規格、粘度等の詳細につきましては、車両の取扱説明書をご覧ください。

オフロード性能と静粛性能の両立。

優れた静粛性を実現する、吸音材・遮音材の適正配置

*説明のために着色しています。

シフトレバー振動を低減するシフト構造

*説明のために着色しています。

シフトレバーユニットの取付け方法をトランスミッション2点+フレーム1点とし、シフトレバー振動を低減しました。

*各画像は説明のためのイメージです。