疲れがピークになる前に♪やっと仕上がった車両です。
整備アーカイブになります。2020/10/15 15:44になります。車両はレクサスCT200h ロアボールジョイントブーツ交換になります。サスペンション形式はストラット。ロアボール上のクラウンタイプのロックナットを緩めれば外せますが、ナックルが銀色?なので、アルミか判定のため、磁石を使って判定します。アルミナックルですので、ハンマリングで脱着は不可能になりました。βピンを外してロックナットを外そうとしますが、ドライブシャフトとのクリアランスが少ないので、少し薄いメガネレンチにて回そうとしますが回りません。パイプをかけて回すと滑ってしまいました(^^;)あ~ヤベーこりゃ大変だな。ドラシャを抜いてクリアランス確保しようとしますが、スプラインがガチガチです。あるもので何とかして、ハブからようやく動く・・・。トヨタの良いところ、ロアボールが固着してもロアアームから分離出来ること。分離させてソケットを噛ませて60cmのスピンナーを使って外そうとしますが・・・ん?あれ?回らん。ロックtoロックさせてもビクともしません。ギヤボックスのストレスを避けるため、ナックルを外して真上から攻めようとしますが、ナックルのネジが、・・・これまた回らん(^^;)うおーーーーーーー!!!こういう場合は、角度法を使ってネジの状態を記録してから作業します。メーカーのトルク値は参考程度にして、信用しません(笑)何とか回って、ロアボール真上からインパクトで攻めれます。ところが、全くビクともしません。クラウンナットは、もうメガネで緩まなかった時点で新品を発注していましたので、砕けてもいいのでターボソケットにて緩めます・・・。が、が、が、ナットが砕けて完全にほぼ丸になってしまいました(^^;)なんなんだ!このような経験は初めてです。
色んな事しながら、ドツボの途中ですwww
もうこれは、胆を据わってやろうと。ナックルを完全に脱着して分解しようと決めて降ろします。
腹が決まれば、後は無心に外します。
もう、sstもへったくりもございません(笑)後はキュイーーーーーン。ガガガ、カンカンカン、カキーン、じゅぅういーーーーん、カチカチカチ、パキーン・・・作業内容は想像して下さい。外れました。
ナットを割って、ロアボールジョイントを外します。
外したナックル側の座面をよく見ると・・・
座面が虫食いしてました(^^;)これでも座面を慣らして綺麗にしました。もっと酷かったよ。完全同化してたね。
外したのは良いが、やはりネジ山が痛んで、手でスムーズに入りませんので修正しようとしますが、通常のダイスだと滑るのと割ピンが入る穴がダイスをスムーズに回すことが困難です。うー。どうしよう・・・。
ひっさびさにこの工具を出しました。目立て修正工具。非常に単純な工具で、ピッチがそれぞれ異なる4面が両端に施してあり、8種類のピッチに対応しています。手でスムーズになるためにひたすら目立て・・・。シャーシャー。 で、ようやく組める状態になりました。
最後は、アライメントを合わせて検査合格です。FFなのにコーナリングは背中が旋回するGを感じることが出来て、こりゃ面白いなあ。と。ハンドリングもクイックで、大きさを感じさせない車だなと思いました。
メカニカルの整備は、ある程度なら、対応しています。スズキ車でなくても、ご相談はいつでもどうぞ(^▽^)/・・・自信なしwww
それでは皆さん、ご安全に♪