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≪初心者向けクルマの知識⑥≫タイヤのサイズについて(インチダウンってどういうこと?)
新潟店ブログです
先日告知しておりました、初心者向けクルマの知識講座、第六弾です!
今回はタイヤのサイズについて。
車が走るためには、タイヤが必要です!
安全に走行するためにも、新潟では雪が降る前に冬の準備としてスタッドレスタイヤの用意が必要です。
そんなときに、お客様から
「タイヤはどれを買えばいいの?」
「インチダウンってなに?ダウンってことは、小さくなるの?」
「違うサイズを買ってもいいの?」
という質問をいただくことが。
そこで!今回はタイヤのサイズと、インチダウンのことを簡単にご説明させていただきます。
あくまで初心者向けなので、詳しく知りたい!という人はスタッフまでお声がけください。
まずはタイヤサイズについてです。
自分の車のタイヤサイズを知りたい!というときは、タイヤを実際に確認するのが一番早いです。
こちらは試乗車でご用意しているハスラーです。
165 / 60 R 15 77 H
こちらがタイヤサイズとなります。
この数字たちの意味はこんな感じです。
165・・・タイヤ幅(mm)
60・・・扁平率(%)
R・・・ラジアル構造
15・・・リム径(インチ)
77・・・ロードインデックス
H・・・速度記号
インチダウンしたタイヤを購入すると、タイヤ中央にあるホイールのサイズが小さくなります。
ただし、ここで注意。
インチダウンは基本的に、タイヤ外径(ゴムも含めたタイヤ全体の外径)は変えずに、ホイールサイズを小さくします。
たとえば、このハスラーの純正サイズは上の通り、165/60R15ですが、インチダウンしたサイズは165/65R14です。
※イラストはイメージです。実際のサイズとは異なります。
タイヤの幅の「165」は変更せず、リム径が「15」インチから「14」インチに小さくなった分、
タイヤ外径を変えないために扁平率を「60」から「65」にすることで、外径がほぼかわりません。
スタッドレスタイヤをインチダウンサイズで選ぶメリット、デメリットをそれぞれ3つずつご紹介いたします。
インチダウンのメリット↓
①価格が安くなる!!
インチダウンを選択する方はこのメリットで選ぶ方が大多数です。
純正サイズのタイヤより価格が抑えられます。
②衝撃が抑えられる!
外径を変えないでインチダウンすると、ゴムの部分が厚くなります。
なので扁平率が高い車ほど、クッション性が高くなり、衝撃が吸収され乗り心地が向上します。
硬い雪や氷に乗り上げてしまった際、ホイールやタイヤへのダメージを減らすことができます。
③滑りにくくなる!
インチダウンすることで、タイヤの幅が小さくなり、車の重さが一点に集中します。
それにより雪面への接地圧があがるため、滑りにくくなります。
インチダウンのデメリット↓
①見た目がかっこ悪い・・・
ホイールが小さくなり、ゴムが厚くなるので、見た目にこだわりたい人には不向きです。
②操縦安定性が低下する
扁平率が高くなると、タイヤがたわみやすくなるため、カーブなどを走行する際やブレーキをかけた際などの安定性が低くなります。
③接地面積が減る
メリットで接地圧があがることをご紹介しましたが、接地面積が減る事でデメリットもあります。
完全に凍っているアイスバーンなどの走行は、面積が大きい方が滑りにくくなります。
そのため、氷の上を走行する機会が多い場合は、インチダウンがあまりオススメできません。
いかがでしたでしょうか?
インチダウンでタイヤの外径が大きくかわってしまうと、走行する際に車体や部品に接触してしまったり、スピードメーターに狂いが生じる恐れがあります。
また、車検が通らなくなってしまうこともあるので、問題ないサイズかどうか、購入前に確認が必要です。
自分じゃよくわからない・・・
結局どれがいいのだろう?
そんなお悩みがある方は、ぜひスタッフまでお気軽にご相談ください。
お客様にあったスタッドレスタイヤをご紹介させていただきます。