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コースとなったのはラリーの拠点であるイテアの東方約20キロに位置するデスフィナ近郊、かつてはギリシャ全土を縦断するアクロポリスラリーのコースとしても使われた場所だ。天候は快晴、気温は午前9時で早くも30度を超えるいかにもアクロらしい条件となった。 このコースは、典型的なアクロポリスラリーの路面。剥き出しの岩盤、子供の頭ほどもある大きな石、深く削れたわだち、そしてスムーズな路面などあらゆる条件がそろっている。 またこの季節は雨が少なく路面は乾燥しておりそのホコリは凄まじいものがある。マシンが通過した後、風がないと数分間は空中に漂い視界が奪われる事もしばしばあるほどの酷さだ。 進化をとげたニューマシン さてニューマシンは、その外観からもその進化の度合いが良くわかる物となっている。 その一例がマシンの下回りの処理、以前とは全く異なるものとなっている。 サイドガードやマッドフラップの材質、取り付け部がより頑丈なものとなりタフなアクロの路面に対応するものになった。これも度重なるテストの成果だ。ちょっとした角度の違いや材質の違いで全く異なる結果となるのがこうしたパーツの侮れないところだ。勿論、エンジンやサスペンションなども改善されおりデビュー時のマシンとは全く次元の異なるものとなっている。他にもブレーキ、パワーステアリング、シフトフィーリングなどすべてが進化している。
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ラリー本番に向け、最終調整も順調。
全開走行ではないといっても猛烈なホコリをあげて疾走するイグニス・スーパー1600は、その独特のエンジン音を豪快に響かせる。広く平坦で比較的フラットなコース序盤から次第にきつい傾斜を登り岩盤があらわになった典型的なアクロの荒れた路面となるこのテストエリアだがイグニスは何事も無かったように走る。 フィンランドのユハ・カンガス選手、ドイツのニコラス・シェレ選手、日本の丹羽和彦選手が交互にテスト走行を行う。テスト後半ユハ・カンガス選手のマシンがコースの最終セクションでエンジンストップ、スタッフの間に緊張が走るが、新しいマシンにありがちなマイナートラブルと判明し事なきを得た。こうしたトラブルを未然に防ぐというシェイクダウンテストの成果が早くも現れたともいえる。マシンの仕上がりも順調でチーム イグニス各選手達の表情は非常に明るい。 各選手のコメント 「いい感じだね、シャトー・ラスト−でのテストが十分に生かされている。サスペンションもギヤもいい感じだ。エンジンもパワーアップしている。」と語るのはドイツのニコラス・シェレ選手。「これならいい勝負が出来そうだけど、とにかく酷い路面だよ。でも地元に人に聞いたらこれが普通だって言うんだ。そしてこの暑さ、さすがにアクロポリスだね。 勿論何度かギリシャにはきた事があるけど今回は、僕にとって初めてのアクロポリス・ラリーへの参戦だ、精一杯頑張るよ。」と笑みを交えてその印象を語った。 フィンランドのユハ・カンガス選手も「マシンはビックリするぐらい進化している。トラクションも良くかかるし、申し分ないね。僕にとっては2回目のアクロだけどやっぱり路面は酷いね。でも僕はアスファルトよりもこうゆう所の方が好きだから、期待して欲しい。今日のトラブルは大した事ではない、本番では問題ないだろう。上位入賞を狙うよ。」と確かな手応えを感じたようだ。 日本の丹羽和彦選手も「今日は主にマシンの仕上がり具合を確認しましたが、とてもいい感じで仕上がっています。今まで2戦続けてリタイヤですから今回はとにかくラリー完走する事が一番の目標です。カタルニアが終わってから体力も強化してきましたしこのマシンならいけると思います。とにかく頑張りますんで応援よろしくお願いします。」と語った。 また今回、丹羽選手はナビゲーターをシフトしての参戦となる。その井出上選手は、丹羽選手が全日本ラリーでチャンピオンを獲得したときのナビ。海外ラリーの経験は無く今回がはじめての海外イベントとなるが、息の合ったコンビだけにそのハンデをどう克服するのか注目されるところだ。 いよいよ来週の13日には参加各チームによる合同シェイクダウンが行われる。 そして同日、夜8時にアテネのザピオンパレスでいよいよスタートするアクロポリス・ラリーは、総走行距離1197キロ、うち競技区間は390キロで競われる。総参加台数は89台、うちJWRC勢は25台の参加となる。 ラリーは翌14日に本格的にスタート。レグ1は、総走行距離427キロ、うちSSは6つ、走行距離136キロで争われる。 |
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