6月13日のスタート前々日、11日深夜にアテネ入りしたスズキの応援団一行は、12日アテネ市内観光を楽しんだ後、夕方にはチームの壮行会をかねて開催されたパーティーに出席した。筒井副社長の挨拶で始まったパーティーでは、地元ギリシャのスズキ代理店スファキアナキス社のタキ社長も歓迎のスピーチを行った。華やかなギリシャの民族舞踊を始め数々のアトラクションを見ながらギリシャ料理のフルコースに舌鼓を打った。またこのパーティーには、日本国内からの販売店・代理店の皆さんのみならず、ヨーロッパの代理店の方も多数出席、さすがは世界ラリー選手権という華やかなものとなった。しかし、ここで問題が発生、予定された時間にチームスタッフと選手達が到着しないというハプニングが起きた。実はこの日は、レッキ(コースの事前試走)が行われており選手達はそのレッキが長引いた為、到着が遅れたのだ。しかし何とかアテネのパーティー会場まで駆けつけた日本、フィンランド、ドイツの各チーム選手達はスズキスポーツの田嶋代表により、満場のお客様に紹介され、盛大な拍手を浴びた。そしてこの席で各選手とも13日からのラリーに向けて抱負を語った。
「これだけ多くの人に応援されていると思うと一層、気が引き締まります。頑張ります。」
とJWRCで唯一の日本人ドライバーである丹羽選手。またカンガス選手もシェレ選手も一様に「スズキの一員である事を光栄に思います。多くの人に期待されている。このアクロポリス・ラリーでもいい成績が残せるよう頑張りたい。」と語った。
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 スズキ株式会社 筒井昭 副社長
 ギリシャの民族舞踊
 6人の選手たち
 スズキスポーツ 田嶋伸博代表
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