二輪製品ニュース

2019年4月15日

スズキ、MotoGP第3戦アメリカズGPで優勝

アレックス・リンス選手MotoGPクラスで初優勝

4月14日にアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた二輪車レースの最高峰「FIMロードレース世界選手権(MotoGP)」の第3戦において、MotoGPクラスに「GSX-RR」で参戦するチームスズキエクスターのアレックス・リンス選手が優勝した。スズキのMotoGPでの優勝は、2016年9月の第12戦イギリスGP以来2年7か月ぶりとなった。

※FIM(国際モーターサイクリズム連盟)

決勝日は、前日朝の雨も上がり、路面が乾いた状態でレースが行われた。予選を7位で通過し3列目からスタートしたリンス選手は、スタートから2番手集団の後ろにつき周回を重ねた。リタイアするライダーが出る中、終盤には2番手に浮上しトップを追い続けた。その後、残り4周でトップを奪い、そのまま逃げ切ってトップでチェッカーを受けた。

リンス選手にとっては、MotoGPクラスでの初優勝となり、個人の年間ポイントランキングで3位に浮上した。また、チームメイトのジョアン・ミル選手はジャンプスタートによるライドスルーペナルティを課せられるなど苦しいレース展開となったが17位で完走した。
難しいレースコンディションの中、一丸となってマシンセッティングに取り組んだチームスズキ エクスターは、チーム力と「GSX-RR」の性能の高さを発揮して、今シーズン初優勝を獲得した。

レース結果

  ライダー
1位 アレックス・リンス(スズキ)
2位 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
3位 ジャック・ミラー(ドゥカティ)
17位 ジョアン・ミル(スズキ)

シーズン累計ポイント(第3戦終了時点)

  ライダー ポイント
1位 アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ) 54
2位 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ) 51
3位 アレックス・リンス(スズキ) 49
15位 ジョアン・ミル(スズキ) 8