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2020年2月14日

スズキマリンの小型フィッシングボート「S17」が
「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2019部門賞」を初受賞

小型フィッシングボート「S17」

スズキ株式会社の国内マリン事業子会社である株式会社スズキマリン(以下スズキマリン)が販売する小型フィッシングボート「S17」(エスイチナナ)が、「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2019」(主催:日本ボート・オブ・ザ・イヤー実行委員会)の部門賞を受賞した。スズキマリンのボートが同賞を受賞するのは今回が初めてとなる。

2019年4月より販売している「S17」は、スズキマリンでは4年ぶりとなる新艇である。全長約17フィート(5.11メートル)と小型ながら、トリマランハル(三胴船型の船体)の採用により安定した走行性能と静止性能を発揮する、購入しやすい価格のフィッシングボートである。初めてボートを所有したいと考えているエントリーユーザーのみならず、上級者ユーザーによるカスタマイズのベースにもなり得る、価格以上の質感を備えたスタイリッシュなボートとした。

「日本ボート・オブ・ザ・イヤー」は、日本国内で販売されるモーターボートの中から、年間を通じてもっとも優秀なボートに対して与えられる。第1次選考において7つの部門賞が選考され、その中から第2次選考を経て「日本ボート・オブ・ザ・イヤー」が選出される。「S17」はトリマランハルの採用による安定性と、様々な釣りに対応できる装備内容が評価され、7つの部門賞のうち最も釣りに適している艇として「BEST FISHING」部門での部門賞獲得となった。

「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2019」の第2次選考の結果は、3月5日からパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催される「ジャパンインターナショナルボートショー2020」で発表される。また、部門賞を受賞した「S17」は、同会場に出展するスズキブースにて展示する予定である。

「S17」の主な特長

  • 船体にはワイドなトリマランハルを採用し、安定した走行性能と静止性能を発揮。さらにハットガーダー(船体の強度部材)内へ発泡ウレタンを充填することで、剛性感のある乗り心地を実現した。
  • 推進調整用の電動モーターの取付けを考慮した、使いやすく広いバウデッキ(船首甲板)により、快適なキャスティングを可能とした。
  • ヘルム(操舵輪)にはステンレス製デストロイヤーホイールを採用。ヘルムステーション(操作盤)には10インチ航海機器が埋め込み可能なスペースを確保した。
  • コンソール(運転台)にはウィンドシールドを標準装備。コンソール前に設置した着座スペースは内部を物入れとし、オプションでイケスに変更可能とした。
  • 価格(消費税10%込み):1,650,000円(DF30AT搭載)~1,958,000円(DF60AT搭載)
  • 製造:ヤンマー造船株式会社