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2017年8月22日

スズキ、パキスタン駐在 永尾常務が
「平成29年度外務大臣表彰」を受章

スズキ株式会社のパックスズキ(パキスタン)駐在の常務役員 永尾博文が、外務省より「平成29年度外務大臣表彰」に選ばれ、8月22日に在パキスタン日本国大使館に於いて倉井高志 パキスタン大使より表彰を受けた。

この表彰は、国際関係の様々な分野で活躍し、日本と諸外国との友好関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としている。今年度の個人表彰は187人で、このうち160人が海外在住受賞者だった。

このたび「平成29年度外務大臣表彰」を受章した永尾博文は、1978年(昭和53年)に鈴木自動車工業(株)(現スズキ(株))に入社し、1983年(昭和58年)からスズキのパキスタン子会社「パックスズキモーター社(以下パックスズキ社)」に赴任した。その後も2度社長としてパックスズキ社に赴任し、現在までのパキスタン駐在期間は合計約20年間に及ぶ。この間、同国の自動車産業育成、モーターリゼーションの発展を通して日本とパキスタンの経済関係促進、相互信頼関係をより深めることに貢献した。

パキスタンは1975年(昭和50年)に、スズキが初めて四輪車の海外生産を行った国であり、現在「パックスズキ社」では四輪車、二輪車の生産、販売を行い、2016年度は四輪車11万台、二輪車1万9千台を生産している。四輪車のパキスタン市場におけるスズキのシェアは約53%で、同国の自動車市場をけん引している。また、パックスズキ社はパキスタン国内の教育、環境分野などのCSR活動にも協力している。

●スズキ、パキスタンのあゆみ

1975年 5月 国営代理店においてジムニーの生産開始
1982年 6月 スズキとパキスタン自動車公団との間で合弁契約調印
同年9月にフロンテSSの第1号車ラインオフ式典挙行
1992年 9月 スズキが経営権を取得し民営化(スズキ出資比率40%)
2007年 10月 二輪会社スズキモーターサイクルパキスタン社と合併
2009年 8月 パックスズキ社累計生産100万台達成記念式典開催

●パックスズキモーター社(Pak Suzuki Motor Co.,Ltd.)

資本金 8億2,300万ルピー
従業員数 約1,300名
生産車種 小型乗用車・小型商用車(バン、トラック)、二輪車
生産開始 四輪車 1982年9月 二輪車 1990年9月
生産実績(2016年度) 四輪車 110,000台 二輪車 19,000台