200万台目となった「カルタス」
スズキ株式会社のパキスタンにおける四輪車、二輪車の生産販売子会社パックスズキモーター社(パックスズキ社)は、2018年8月に四輪車の累計生産200万台を達成した。これを記念し、11月26日にパキスタンのアブドゥル・ラザク・ダウード首相顧問らを迎えて、スズキの鈴木修会長出席のもと、パックスズキ社の工場にて記念式典を執り行った。
スズキは1975年にパキスタンの国営企業を通じて、スズキ四輪車初の海外生産をパキスタンで行ない、1982年にはパキスタン自動車公団との合弁会社パックスズキ社で「フロンテ」の生産を開始した。これまでに日本の軽自動車「フロンテ」、「キャリイ」、「ジムニー」、「アルト」、「ワゴンR」などをベースに800cc~1,000ccのエンジンを搭載したモデルを中心に生産を行い、1982年の生産開始から36年間で200万台の累計生産を達成した。
2017年度のパキスタン自動車市場におけるスズキ車のシェアは約55%※を占めている。さらに、2019年春に660ccエンジンを搭載した軽自動車をパキスタンに投入する計画である。
※パキスタン自動車工業会(Pakistan Automotive Manufacturers Association)データに基づくスズキ調べ。
社名 | パックスズキモーター社(Pak Suzuki Motor Co., Ltd.) |
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本社所在地 | カラチ市 |
従業員数 | 約1,500名 (2018年4月1日現在) |
資本金 | 8億2,300万ルピー(スズキ出資比率73.1%、一般26.9%) |
2017年度生産台数 | 四輪車135,000台、二輪車21,000台 |
四輪生産車種 | メヘラン、ワゴンR、ボラン、ラビ、カルタス、スイフト |
生産開始 | 1982年9月 |
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100万台達成 | 2009年5月 |
200万台達成 | 2018年8月 |
順位 | 車種名(日本名) | 排気量 | 台数 |
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1 | メヘラン(アルト) | 800cc | 69万台 |
2 | ボラン(エブリイ) | 800cc | 29万台 |
3 | カルタス | 1,000cc | 27万台 |
4 | ラビ(キャリイ) | 800cc | 26万台 |
5 | アルト | 1,000cc | 10万台 |