企業ニュース

2019年4月12日

当社の完成検査における不適切な取扱いに関する調査結果について

スズキ株式会社は、完成検査における不適切な取扱いに関する当社報告書及び再発防止策について、本日、国土交通省に提出いたしました。

当社は、2018年9月26日、燃費・排出ガスの抜取検査に関し、(1)トレースエラーにより無効とすべき試験結果を有効なものとして処理していたこと、(2)測定値の書換えがあったことについて、国土交通省に報告いたしました。
これに対し、国土交通省からの報告徴収「完成検査における不適切な取扱いへの対応等について」により、万全の調査態勢を構築した上で、燃費・排出ガスの抜取検査に関し徹底調査をするとともに、他に完成検査に係る不適切事案が無いかどうかについても徹底調査し、その結果に基づき再発防止策を策定の上、報告するよう指示を受けました。
これを受け、当社では完成検査業務について、万全の調査態勢により、かつ、客観的・中立的な立場から徹底調査を行うため、外部専門家として長島・大野・常松法律事務所に、調査・検証を依頼し、その調査報告書(以下「外部調査報告書」)を受領しました。本日、当社報告書と外部調査報告書を国土交通省に提出し公表いたしました。
また、今回の報告で、四輪車について、作業訓練中の検査補助者が単独で完成検査を行ったことや、完成検査での保安基準への適合性の確認が適切に行われていなかったおそれがあることなどを踏まえ、該当する車両で初回車検を受けていないものについてリコールによる市場措置の実施を予定しています。現在、対象範囲等を含め確認中であり、確認でき次第速やかに届出のうえ実施します。
なお、二輪車については、保安基準への適合性の確認に関する問題はありませんでしたが、お客様の不安を解消する観点から、愛車無料点検の実施を予定しています。

お客様やお取引先様はじめ皆様に、多大なご心配ご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。