キャリイ
60年近い歴史を誇る当社を代表する軽トラック
当社が最も長く販売してきた車種で、初代は1961年に発売した軽四輪トラックのスズライトキャリイFBである。
当時、先行するライバルはライトバンへの移行を前提としていたが、当社は純粋なトラックとして開発した。頑丈なフレームを持ち、エンジンをシート下に搭載するセミキャブオーバー設計とし、広い荷台を実現した。
以降現在に至るまでの60年間、キャリイは主に日本、特に第一次産業で荷物を運搬する道具として社会に貢献してきた。その商品価値は力のあるエンジンと、頑丈で使い勝手のよい荷台にある。
エンジンは2サイクル2気筒エンジンでスタートし、1976年の新規格以降は2サイクル3気筒エンジンに変更した。その後、4サイクルと2サイクルの併売時代を経て、1986年のマイナーチェンジ以降は4サイクル3気筒エンジンに一本化した。ハイパワーを求める声に応じて軽トラック初のスーパーチャージャー搭載エンジンを設定したこともあった。
このように市場ニーズを敏感に捉えながら、商品価値を向上し続けてきた結果、1971年から2009年までの39年間にわたり、登録車を含めたトラックの車名別年間販売台数No.1を達成した。
1961 | スズライトキャリイFB 初代
先進的な設計により機能を追求した本格的軽四輪トラック

商用車の主流が軽三輪から軽四輪に移り変わる市場環境を背景に開発した、本格的な軽四輪トラック。トラックとしての機能を最重視し、合理的なセミキャブオーバー設計によって、クラス最大となる1.502㎡の荷台スペースを確保した。新設計した2サイクル2気筒360ccエンジンは21PSを発揮した。生産したのは愛知県豊川市に建設した新四輪工場。全国標準現金価格29.5万円で好評を博した。
機種情報 | 車両型式 | FB | |
グレード | ― | ||
機種記号 | ― | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 2,990 |
全幅 | 1,295 | ||
全高 | 1,550 | ||
ホイールベース(mm) | 1,850 | ||
車両重量(kg) | 490 | ||
エンジン | エンジン型式 | FB | |
エンジン種類 | 空冷 2サイクル 直列 2気筒 | ||
総排気量(cc) | 359 | ||
最高出力 | 21PS/5,500rpm | ||
価格 | ― |
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1965 | スズライトキャリイ(L20) 2代目
積みやすさと快適さを進化させ、ベストセラーの地位を確立

大成功を収めたキャリイの2代目は、市場調査の結果を踏まえてボンネットのあるセミキャブオーバータイプを継承しながら、荷台広さ1.66㎡を確保。リヤゲート幅は軽四輪トラック最大の1,125mmとし、さらに積みやすさを高めた。乗用車並みに快適な新設計シートやウイッシュボーン式前輪独立サスペンションの採用などにより、乗り心地と操縦安定性も高めた。前輪には強力な2リーデイング式ブレーキを採用するなど、安全性も向上させた。
機種情報 | 車両型式 | L20 | |
グレード | ― | ||
機種記号 | ― | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 2,990 |
全幅 | 1,290 | ||
全高 | 1,540 | ||
ホイールベース(mm) | 1,870 | ||
車両重量(kg) | 515 | ||
エンジン | エンジン型式 | FB | |
エンジン種類 | 空冷 2サイクル 直列 2気筒 | ||
総排気量(cc) | 359 | ||
最高出力 | 21PS/5,000rpm | ||
価格 | 310,000円(現金正価)より |
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1966 | スズライトキャリイ(L20H)
折り畳みの簡易座席を備えた4人乗り幌付軽トラック

キャリイの荷台に幌 ・手すりと2人がけの折り畳み式補助座席を設け、乗車定員を4名としたモデル。現在ではこのような乗車方式は法規上不可だが、当時は可能で一度に4人が乗って作業場へ直行することができた。そのため農業用・工業用などで使用された。メカニズム面は同時期の2代目キャリイに準じた。
機種情報 | 車両型式 | L20H | |
グレード | ― | ||
機種記号 | ― | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 2,990 |
全幅 | 1,290 | ||
全高 | 1,840 | ||
ホイールベース(mm) | 1,870 | ||
車両重量(kg) | 545 | ||
エンジン | エンジン型式 | FB | |
エンジン種類 | 空冷 2サイクル 直列 2気筒 | ||
総排気量(cc) | 359 | ||
最高出力 | 21PS/5,000rpm | ||
価格 | 320,000円(工場裸渡し価格)より |
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1966 | キャリイ(L30) 3代目
車名を改めボンネットのないフルキャブタイプに進化

3代目のキャリイは車名からスズライトが外れ、スズキキャリイとして発売した。シリーズで初めてボンネットのないフルキャブ(現在のキャブオーバー)タイプを採用し、荷台を拡大。クラス最大となる長さ1,770mm、幅1,210mm、荷台面積2.14㎡を実現した。床面地上高も580mmと低かった。さらに、ウイッシュボーン式の前輪独立懸架による快適な乗心地や、5インチのワイドタイヤによる走行安定性、クラス最小となる3.8mの最小回転半径を両立させた。
機種情報 | 車両型式 | L30 | |
グレード | ― | ||
機種記号 | ― | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 2,990 |
全幅 | 1,290 | ||
全高 | 1,615 | ||
ホイールベース(mm) | 1,745 | ||
車両重量(kg) | 510 | ||
エンジン | エンジン型式 | FB | |
エンジン種類 | 空冷 2サイクル 直列 2気筒 | ||
総排気量(cc) | 359 | ||
最高出力 | 21PS/5,000rpm | ||
価格 | 310,000円 (工場裸渡し価格)より |
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1966 | キャリイ (L30H)
好評に応えた4人乗り幌付軽トラック

1966年1月に初代が発売された幌・補助座席付のスズライトキャリイ(L20H)は、キャリイ(L30)の登場(1966年3月)とともに、フルキャブタイプの新型キャリイ(L30H) が追加された(1966年7月)。荷台に向かい合わせの折り畳み式補助座席を備えたほか、低い床面と補助ステップによって荷台からの乗り降りを容易にした。
機種情報 | 車両型式 | L30H | |
グレード | ― | ||
機種記号 | ― | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 2,990 |
全幅 | 1,290 | ||
全高 | 1,905 | ||
ホイールベース(mm) | 1,745 | ||
車両重量(kg) | 550 | ||
エンジン | エンジン型式 | FB | |
エンジン種類 | 空冷 2サイクル 直列 2気筒 | ||
総排気量(cc) | 359 | ||
最高出力 | 21PS/5,000rpm | ||
価格 | 320,000円(工場裸渡し価格)より |
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1969 | キャリイ(L40、L41) 4代目
個性的なデザインに加え、積載性と運転のしやすさを両立

L30型のモデルチェンジとして商品力を向上。フロンテと共通の計器類で乗用車的な演出をして、外観も特徴的な角形ヘッドランプを採用。個性的なスタイリングとした一方で、長さ1,835mm、幅1,205mmの広い荷台も両立。荷台はタイヤハウスのないフラット型で、畳などのいわゆる6尺(一間・約1,800mm)ものも積めた。エンジンは先代を継承したが、高速時代に対応すべく25PSにパワーアップして95km/hの最高速を実現した。トランスミッションは1速にまでシンクロメッシュが付き、より運転しやすくなった。L40が後方一方開き、L41が三方開きで、デラックス版のL40T、L41Tを同年10月より発売した。
機種情報 | 車両型式 | L40 | |
グレード | ― | ||
機種記号 | ― | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 2,995 |
全幅 | 1,295 | ||
全高 | 1,575 | ||
ホイールベース(mm) | 1,745 | ||
車両重量(kg) | 510 | ||
エンジン | エンジン型式 | FB | |
エンジン種類 | 空冷 2サイクル 直列 2気筒 | ||
総排気量(cc) | 359 | ||
最高出力 | 25PS/6,000rpm | ||
価格 | 310,000円(東京価格)より |
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1972 | キャリイ(L50) 5代目
もっと使いやすく快適になったベストセラー

1970年、1971年と2年連続で軽トラック部門首位の年間販売台数を記録したキャリイは、5代目となった。より使いやすく、快適なクルマを目指して、新開発のL50型水冷2サイクル2気筒リードバルブエンジンを搭載。最大トルク3.8kg-mを発揮する中・低速重視のチューニングとし、登坂力21°を誇った。長さ1,865mm×幅1,215mmという軽トラック最大の面積を持つフラット荷台としたのも特長。そのほか軽トラック唯一のチルトハンドルやスムーズなフロアシフト、強制換気ができる温水式カーヒーターなども装備した。L50/L50Tが一方開き、L51/L51Tが三方開き。
機種情報 | 車両型式 | L50 | |
グレード | ― | ||
機種記号 | ― | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 2,995 |
全幅 | 1,295 | ||
全高 | 1,600 | ||
ホイールベース(mm) | 1,745 | ||
車両重量(kg) | 530 | ||
エンジン | エンジン型式 | L50 | |
エンジン種類 | 水冷 2サイクル 直列 2気筒 | ||
総排気量(cc) | 359 | ||
最高出力 | 28PS/5,500rpm | ||
価格 | 336,000円(東京価格)より |
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1976 | キャリイ55
水冷3気筒550ccの新規格エンジンを搭載

1976年1月の軽自動車規格改定を受けて、キャリイシリーズは新開発のLJ50型水冷2サイクル3気筒550ccエンジンを搭載した。この新型エンジンは最大トルク5.3kg-mをわずか3,000rpmの低回転で発揮した。2サイクル3気筒エンジンだからできる排気干渉の利用に加えて、燃料の霧化を促進する温水加熱式キャブレター、温水インレットマニホールドなどを採用し、昭和50年排出ガス規制をクリアした。また、チョークの戻し忘れを防止したオートリターンチョークも採用した。
機種情報 | 車両型式 | H-ST10T | H-ST10U | H-ST10E | |
グレード | スーパーデラックス | スタンダードタイプ | 経済車タイプ | ||
機種記号 | ― | ― | ― | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 3,035 | ||
全幅 | 1,295 | ||||
全高 | 1,600 | ||||
ホイールベース(mm) | 1,745 | ||||
車両重量(kg) | 550 | ||||
エンジン | エンジン型式 | LJ50 | |||
エンジン種類 | 水冷 2サイクル 直列 3気筒 | ||||
総排気量(cc) | 539 | ||||
最高出力 ネット | 26PS/4,500rpm | ||||
価格 | ― |
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1976 | キャリイワイド 6代目
軽商用車初のフル新規格ボディーで登場

旧規格ボディーに新エンジンを搭載した新規格車の登場から、5カ月後の9月にボディーを拡幅した6代目キャリイを発売することとなったため、車名にワイドの呼称を添えた。軽商用トラックでは初となるフル新規格のボディー(新規格いっぱいの全長3,195mm、全幅1,395mmに拡大)は、前後輪トレッド、ホイールベースも広げて走行安定性を大幅に向上した。荷台は長さを75mm拡大して1,940mmに、幅を100mm拡大して1,315mmとした結果、軽商用車最大の広さとなった。キャビンと荷台が完全に分離した箱型の分離式荷台を採用することで、急停車時などのキャビンに対する荷物衝撃を防止したほか、荷台の乗せ替えも容易にした。
機種情報 | 車両型式 | H-ST20T | H-ST20U | H-ST20E | |
グレード | スーパーデラックス | スタンダード | 経済車タイプ | ||
機種記号 | ― | ― | ― | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 3,195 | ||
全幅 | 1,395 | ||||
全高 | 1,625 | ||||
ホイールベース(mm) | 1,840 | ||||
車両重量(kg) | 565 | ||||
エンジン | エンジン型式 | LJ50 | |||
エンジン種類 | 水冷 2サイクル 直列 3気筒 | ||||
総排気量(cc) | 539 | ||||
最高出力 | 26PS/4,500rpm | ||||
価格 | 518,000円(東京価格)より |
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1979 | キャリイ 7代目
オールニューボディーに4WDと4サイクルエンジンも搭載

5代目から6代目にかけて、基本設計はそのままに新規格に対応してきたキャリイは、7代目で7年ぶりに骨格も変更するフルモデルチェンジとなった。スタイルを一新したほか、広い室内や運転席スライドシートの採用などによって快適性も向上した。エンジンは当初、先代を受け継ぐ水冷2サイクル3気筒としたが、1981年に水冷4サイクル3気筒のF5A型エンジン搭載車も追加。また、ジムニー譲りの本格的な副変速機付き4WD車も加えた。
機種情報 | 車両型式 | H-ST30T | H-ST30D | H-ST30U | |
グレード | スーパーデラックス | デラックス | スタンダード | ||
機種記号 | ― | ― | ― | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 3,195 | ||
全幅 | 1,395 | ||||
全高 | 1,625 | ||||
ホイールベース(mm) | 1,840 | ||||
車両重量(kg) | 585 | 580 | |||
エンジン | エンジン型式 | LJ50 | |||
エンジン種類 | 水冷 2サイクル 直列 3気筒 | ||||
総排気量(cc) | 539 | ||||
最高出力 | 28PS/4,500rpm | ||||
価格 | 542,000円(東京価格)より |
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1985 | キャリイ 8代目
広く使いやすく高性能にさらなる飛躍

1971年以降、国内トラック車名別販売台数第一位の座に定着したキャリイの8代目。奥行1,940mm、幅1,320mmの荷台は床面に突起物がないのでムダなく合理的に使用できる。運転席の屋根を高くするとともに、天井にベンチレーターとオーバーヘッドトレイを設けたハイルーフ車を新設定。4サイクルと2サイクルの水冷3気筒エンジンが選択可能で、4WD車にはぬかるみなどからの脱出を容易にするLSDを標準装備した。1986年に4WDにエクストラロー付きの5速MT車を、1988年にスーパーチャージャー車を加えた。
機種情報 | 車両型式 | M-DA71T | H-DA81T | ||
グレード | Cタイプ | Aタイプ | Aタイプ | ||
機種記号 | KKCH | KKAH | KKAW | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 3,195 | ||
全幅 | 1,395 | ||||
全高 | 1,715 | ||||
ホイールベース(mm) | 1,840 | ||||
車両重量(kg) | 590 | 580 | 570 | ||
エンジン | エンジン型式 | F5A | LJ50 | ||
エンジン種類 | 水冷 4サイクル 直列 3気筒 SOHC 6バルブ | 水冷 2サイクル 直列 3気筒 | |||
総排気量(cc) | 543 | 539 | |||
最高出力 | 31PS/5,500rpm | 28PS/4,500rpm | |||
価格 | 576,000円(東京価格)より |
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1990 | キャリイ新規格車
新規格660ccエンジンの搭載で力強さを増大

1990年1月の軽自動車規格改定に合わせて、キャリイにも全長を拡大するとともにエンジン排気量をアップした新規格適合車を登場させた。大型バンパーを前面に装着し、新開発の4サイクル3気筒660ccのF6A型エンジンを搭載。ボア×ストロークを65mm×66mmのロングストロークタイプとし、中・低速での扱いやすさを高めた。また、フルトランジスタ点火方式を採用して燃焼効率を向上させた。そのほか2WDに5速車を新たに設定した。
機種情報 | 車両型式 | M-DB51T | M-DB51T | M-DA51T | |
グレード | KA | KC | TA | ||
機種記号 | KKAG-6 | KKCJ-6 | KTAH-6 | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 3,275 | ||
全幅 | 1,395 | ||||
全高 | 1,755 | 1,775 | 1,705 | ||
ホイールベース(mm) | 1,840 | ||||
車両重量(kg) | 680 | 690 | 600 | ||
エンジン | エンジン型式 | F6A | |||
エンジン種類 | 水冷 4サイクル 直列 3気筒 SOHC 12バルブ | ||||
総排気量(cc) | 657 | ||||
最高出力 | 38PS/5,500rpm | ||||
価格 | 618,000円(東京価格)より |
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1991 | キャリイ 9代目
基本性能を大幅に高めた新規格軽トラック

最初から新規格車として開発した9代目キャリイは、従来モデルより拡大した車体サイズとし、ホイールベースを15mm、室内長を60mm延長した。全車12インチタイヤとフロントディスクブレーキを採用して走行安定性・制動性能を向上させるなど、基本性能を大幅に高めた。
機種情報 | 車両型式 | V-DD51T | V-DD51T | V-DC51T | |
グレード | KA | KC | TA | ||
機種記号 | KKAG | KKCJ | KTAH | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 3,295 | ||
全幅 | 1,395 | ||||
全高 | 1,725 | 1,775 | 1,715 | ||
ホイールベース(mm) | 1,855 | ||||
車両重量(kg) | 700 | 710 | 650 | ||
エンジン | エンジン型式 | F6A | |||
エンジン種類 | 水冷 4サイクル 直列 3気筒 SOHC 12バルブ | ||||
総排気量(cc) | 657 | ||||
最高出力 ネット | 42PS/5,500rpm | ||||
価格 | 653,000円(東京価格)より |
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1999 | キャリイ 10代目
安全性と走行性、経済性などをさらに高レベルに

1998年10月施行の軽自動車新規格に伴いフルモデルチェンジとなった10代目キャリイ。「つよく、やさしく、のりやすく」を開発コンセプトに、小さなボンネットを備え、前輪を前方に移動したセミキャブオーバータイプの新レイアウトを採用した。全長を100mm、全幅を80mm拡大するとともに、徹底した軽量設計を追求した。実用域での低燃費と扱いやすさを実現した新開発Siターボ(F6A型EPIインタークーラーターボエンジン)搭載車を設定するなど、新規格の趣旨である安全性はもとより、経済性や耐久性、使いやすさなども高め、軽トラック本来の魅力を一層向上させた。
機種情報 | 車両型式 | GD-DA52T | GD-DB52T | ||
グレード | KA | ターボ | 農繁キャリイ | ||
機種記号 | KKAF-L | KKTJ-L | KKLJ | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 3,395 | ||
全幅 | 1,475 | ||||
全高 | 1,790 | ||||
ホイールベース(mm) | 2,350 | ||||
車両重量(kg) | 670 | 730 | 720 | ||
エンジン | エンジン型式 | F6A | |||
エンジン種類 | 水冷 4サイクル 直列 3気筒 SOHC 12バルブ | 水冷 4サイクル 直列 3気筒 SOHC 6バルブ ターボ | 水冷 4サイクル 直列 3気筒 SOHC 12バルブ | ||
総排気量(cc) | 657 | ||||
最高出力 ネット | 42PS/5,500rpm | 56PS/5,500rpm | 50PS/6,000rpm | ||
価格 | 600,000円(消費税を含まず)より |
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2005 | キャリイ ショートホイールベース車
ユーザーの要望に細やかに応えた小回り仕様

狭いあぜ道などでの取り回し性を高めるため、前輪を後退させてホイールベースを短縮したモデル。最小回転半径は軽トラッククラストップの3.6mを実現したほか、ホイールハウスに影響されない広々とした足元空間や、ゆとりあるペダルレイアウトによる快適な乗降性も実現した。後輪サスペンションには4枚リーフスプリングを採用し、積載時の安定性を確保したほか、「農繁仕様車」には、ぬかるみからの脱出に威力を発揮するデフロック機構を標準装備した。
機種情報 | 車両型式 | EBD-DA65T | |||
グレード | FC | FC 農繁仕様 | FC 農繁仕様 | ||
パワステ | パワステ | エアコン・パワステ | |||
機種記号 | KFCF-P | KFDJ-P | KFDJ-SP | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 3,395 | ||
全幅 | 1,475 | ||||
全高 | 1,785 | ||||
ホイールベース(mm) | 1,905 | ||||
車両重量(kg) | 720 | 770 | 780 | ||
エンジン | エンジン型式 | K6A | |||
エンジン種類 | 水冷 4サイクル 直列 3気筒 DOHC 12バルブ | ||||
総排気量(cc) | 658 | ||||
最高出力 ネット | 35kW(48PS)/5,500rpm | ||||
価格 | 640,500円(消費税込み)より |
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2013 | キャリイ 11代目
14年ぶりの全面改良でトップクラスの低燃費と使いやすさを実現

キャリイの11代目は、14年ぶりのフルモデルチェンジとなった。小回りの利くショートホイールベースに統一し、新世代R06A型エンジンと50kgの軽量化などによって、JC08モード18.6km/L(2WD・5MT車)のクラストップの低燃費を実現した。荷台フロア長2,030mmと、650mmの低い荷台高もともにクラストップ。TECTを採用し、クラス初となる56km/hオフセット衝突法規にも対応した。2014年には5 速マニュアルトランスミッションをベースとし、クラッチとシフト操作を自動で行うAGS搭載車も加えた。
機種情報 | 車両型式 | EBD-DA16T | |||
グレード | KC | KX | 農繁仕様 | ||
機種記号 | KKCF | KKXJ | KKDJ-P | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 3,395 | ||
全幅 | 1,475 | ||||
全高 | 1,765 | ||||
ホイールベース(mm) | 1,905 | ||||
車両重量(kg) | 680 | 740 | 730 | ||
エンジン | エンジン型式 | R06A | |||
エンジン種類 | 水冷 4サイクル 直列 3気筒 DOHC 12バルブ VVT | ||||
総排気量(cc) | 658 | ||||
最高出力 ネット | 37kW(50PS)/5,700rpm | ||||
価格 | 665,700円(消費税込み)より |
※代表するグレードの諸元値を表示しています。
2018 | スーパーキャリイ
ゆとりある室内空間と収納性の向上を実現

キャリイに対してキャビンを後方へ460mm拡大することで、運転席は40°のリクライニングと180mmのシートスライド量を実現。また、全車ハイルーフ仕様として頭上高のゆとりを確保した。頭上のオーバーヘッドシェルフや、座席後方の荷物スペース確保など、収納性を向上させながら、荷台の床面をキャビン下まで伸ばすことでキャリイと同等の荷台フロア長を確保している。そのほか軽トラックでは初めて予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」の誤発進抑制機能を車両の前後に採用した。2019年9月には軽トラック初の夜間歩行者検知に対応した、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」を搭載した。
機種情報 | 車両型式 | EBD-DA16T | ||
グレード | X | L | ||
機種記号 | KSXZ | KSLF | ||
寸法・重量 | 寸法(mm) | 全長 | 3,395 | |
全幅 | 1,475 | |||
全高 | 1,885 | |||
ホイールベース(mm) | 1,905 | |||
車両重量(kg) | 820 | 770 | ||
エンジン | エンジン型式 | R06A | ||
エンジン種類 | 水冷 4サイクル 直列 3気筒 DOHC 12バルブ VVT | |||
総排気量(cc) | 658 | |||
最高出力 ネット | 37kW(50PS)/5,700rpm | |||
価格 | 974,160円(消費税8%込み)より |
※代表するグレードの諸元値を表示しています。