1. トップページ
  2. 四輪車メイン
  3. 四輪車車種紹介

スイフト

世界で認められたスズキの世界戦略車

国内初代のスイフト(HT型)は、軽自動車のコンポーネンツを流用・拡大して開発した。経済性と真面目な車づくりでは定評があったが、デザインや走行性能に対する評価は高いものではなかった。商品評価の向上に限界を感じていた当社は「グローバルコンパクト」を開発方針とし、世界戦略車を開発することとなった。

開発コンセプトを「見て力強さを感じ、乗って力強く走るダイナミックコンパクト」とし、小型車専用のプラットフォームを開発するとともに、ヨーロッパでの性能評価などを通じて走る・曲がる・止まるといった基本性能に磨きをかけた。デザインもイタリアに駐在したデザイナーが、現地の空気を感じながら煮詰め、世界のどんなシチュエーションでも存在感が示せる、力強いかたまり感と質感を重視したデザインとした。

スイフトは初めて当社が日本、ハンガリー、インド、中国の4カ国で同一品質・同一性能による同時生産を行う車でもあった。2004年9月のパリ国際自動車ショーでワールドプレミアとして発表した後、国内では2004年11月に発売。順調に販売を伸ばしたほか、世界的にも高い評価を受けた。

2004 | スイフト

欧州で走りとデザインを磨き上げた世界戦略車

スイフト

プラットフォームを一新し、欧州でデザインや走行性能を入念に練り上げ、世界戦略車としての魅力にあふれるコンパクトカーに仕上げた。各部の剛性を強化したステアリングとサスペンションにより、シャープでキビキビとした操縦性と安定したコーナリングが楽しめる車となった。エンジンは1300cc(M13A型)と1500cc(M15A型) の2種類を設定。スズキの新型車としては初めて世界4カ国(日本、ハンガリー、インド、中国)で生産を立ち上げた。スイフトが示した高い基本性能は世界各国の自動車評論家の絶賛を博し、26の国・地域で122の賞を受賞。スズキの小型車作りの評価を飛躍的に高めた。日本では「2005‐2006日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞『Most Fun』」および「2006年次RJCカー オブ ザ イヤー」を受賞した。

機種情報 車両型式 DBA-ZC11S DBA-ZC21S
グレード 1.3XE 1.3XG 1.5XS
機種記号 VFEV VFGV VFSV
寸法・重量 寸法(mm) 全長 3,695
全幅 1,690
全高 1,510
ホイールベース(mm) 2,390
車両重量(kg) 1,020 1,030
エンジン エンジン型式 M13A M15A
エンジン種類 水冷 4サイクル 直列 4気筒 DOHC 16バルブ VVT 水冷 4サイクル 直列 4気筒 DOHC 16バルブ VVT
総排気量(cc) 1,328 1,490
最高出力 ネット 67kW(91PS)/6,000rpm 81kW(110PS)/6,000rpm
価格 965,000円(消費税を含まず)より

※代表するグレードの諸元値を表示しています。

2010 | スイフト

気持ち良い走りと低燃費を両立した世界的ベストセラー

スイフト

2004年のスイフトのシルエットと「スイフトらしさ」を踏襲しつつ、ホイールベースとトレッドを拡大し、直進安定性と旋回性を高めた。軽量化と高剛性を両立した新プラットフォームとしたほか、新たに吸排気VVTを採用したK12B型4気筒1200ccDOHC16バルブエンジン、副変速機構付CVTなどを採用。2WD・CVT車で10・15モード燃費23.0km/Lを達成した。また、2013年には気筒あたり2つのインジェクターを備えたデュアルジェット エンジンとエネルギーを回生するエネチャージを組み合わせることで、ハイブリッド車を除く1.2L以上のガソリン車でトップの低燃費26.4km/L(JC08モード)も実現した。このスイフトの生産は、湖西工場から相良工場に移管された。「2011年次RJCカー オブ ザ イヤー」を受賞した

VVT(Variable Valve Timing)
可変バルブタイミングとは4サイクルエンジンの吸排気バルブのバルブタイミングやリフト量を可変とする機構のこと。ここでは単に「VVT」と表記した場合は吸気側のみに、また「吸排気VVT」と表記した場合は吸気側及び排気側それぞれに可変バルブタイミング機構を持つことを示す。
機種情報 車両型式 DBA-ZC72S
グレード XG XL XS
機種記号 VFGE VFLE VFSE
寸法・重量 寸法(mm) 全長 3,850
全幅 1,695
全高 1,510
ホイールベース(mm) 2,430
車両重量(kg) 990
エンジン エンジン型式 K12B
エンジン種類 水冷 4サイクル 直列 4気筒 DOHC 16バルブ 吸排気VVT
総排気量(cc) 1,242
最高出力 ネット 67kW(91PS)/6,000rpm
価格 1,244,250円(消費税込み)より

※代表するグレードの諸元値を表示しています。

2017 | スイフト

スイフトのDNAを継承しながら大胆に進化

スイフト

大胆に進化した躍動感のあるスタイルとしながら、 歴代スイフトが磨き続けてきたハンドリング性能をより向上させた。また、マイルドハイブリッドや新プラットフォームHEARTECTの採用、低燃費を追求した1200cc自然吸気のデュアルジェット エンジンの採用などにより、優れた走行性能と燃費性能を両立した。当社初の装備となる衝突被害軽減システム「デュアルセンサーブレーキサポート」や、ハイビームアシスト機能、前走車との距離を一定に保つアダプティブクルーズコントロールなどもメーカーオプションで設定した。「2018年次RJCカー オブ ザ イヤー」を受賞したほか、2018ワールド・アーバン・カー部門トップ3に輝いた。

HEARTECT(ハーテクト)
構造や部品の配置を全面刷新することで、アンダーボディーを理想的な骨格構造とし、ボディー剛性を向上させながら軽量化を実現した新プラットフォーム。広い室内空間や荷室スペース確保にも貢献する。
機種情報 車両型式 DAA-ZC53S DBA-ZC83S
グレード HYBRID RS HYBRID ML XL
機種記号 VBRB VBLB VBLE
寸法・重量 寸法(mm) 全長 3,840
全幅 1,695
全高 1,500
ホイールベース(mm) 2,450
車両重量(kg) 910 900 890
エンジン エンジン型式 K12C
エンジン種類 水冷 4サイクル 直列 4気筒 DOHC 16バルブ 吸排気VVT
総排気量(cc) 1,242
最高出力 ネット 67kW(91PS)/6,000rpm
価格 1,343,520円(消費税8%込み)より

※代表するグレードの諸元値を表示しています。

2017 | スイフト ハイブリッド

ダイレクト感のある走りも楽しめるハイブリッド車

スイフト ハイブリッド

コンパクトながら瞬間的に大きな力を発揮する駆動用モーターMGUと、軽量コンパクトで伝達効率に優れたAGSを組み合わせた当社独自のハイブリッドシステムを2016年のソリオに続き搭載。走行中に蓄えた電力をMGUに供給することでモーターによるアシスト走行ができ、クリープ走行時や一定速走行時にはエンジンを自動停止してEV走行ができる。JC08モード32.0km/Lという低燃費を実現したほか、軽量コンパクトで伝達効率に優れたAGSとMGUによりダイレクト感のある走りを両立させた。また、素早い加速感とスポーティーなシフトフィールを楽しめるパドルシフトを一部機種に設定した。

MGU(Motor Generator Unit=発電可能な駆動用モーター)
コンパクトながら瞬時に大きな力を発揮する駆動用モーター。クリープ走行時や一定速走行時にはMGUのみでのEV走行に加え、加速時にアクセルを強く踏み込んだときには、エンジン出力を力強くアシストする。
AGS(Auto Gear Shift=オート・ギア・シフト)
マニュアルトランスミッションをベースにクラッチ、およびシフト操作を自動で行う電動油圧式アクチュエーターを搭載した新型トランスミッション。 オートメイテッドマニュアルトランスミッション(Automated Manual Transmission:AMT)とも呼ばれ、ドライバーによるクラッチペダル操作及びシフト操作が不要となる。コンピューターがクラッチ、シフト操作を最適に制御し、低燃費にも貢献。高速走行時はATに比べエンジン回転数を低く抑えるため静粛性も確保。
機種情報 車両型式 DAA-ZC43S
グレード HYBRID SL HYBRID SG
機種記号 VBLH-J VBGH
寸法・重量 寸法(mm) 全長 3,840
全幅 1,695
全高 1,500
ホイールベース(mm) 2,450
車両重量(kg) 960 940
エンジン エンジン型式 K12C
エンジン種類 水冷 4サイクル 直列 4気筒 DOHC 16バルブ 吸排気VVT
総排気量(cc) 1,242
最高出力 ネット 67kW(91PS)/6,000rpm
価格 1,668,600円(消費税8%込み)より

※代表するグレードの諸元値を表示しています。