こんにちわ。
新たな年になったので、不定期連載で、スズキの四輪車の歴史を紡いでいきたいと思います。
第1弾はスズキの、いや日本の軽自動車のパイオニアとなる
「スズライト」をご紹介。
ここから日本の軽自動車が始まったんですね~


1936年自動車研究開始
1939年試作車を完成
1940年第二次世界大戦の影響で停止
1952年発売した二輪車の成功を機に、スズキは四輪車の再開発に
1954年1月研究開始
同年9月1日試作第1号車が完成
10月25日、試作第2号車が完成箱根登坂テスト。
1955年10月、量産軽自動車としては初となる「スズライトSS」を発売しました。
スズライトは、技術面でも日本で最初に前輪駆動方式を採用するなど、軽四輪車のパイオニアとして新分野を開拓した歴史に名を残す車でありました。
1959年、当時市場の中心にあった商用車として「スズライトTL」を発表しました。
1962年3月に装備を充実され、乗り心地向上を図った「スズライトフロンテTLA」が発売。
1963年にエンジンをスクエアタイプに改め「フロンテFEA」型となりました。
1967年3月 フロンテセダンの販売が終了。
1968年12月 バンの販売が終了し、スズライトの商標は13年で幕を閉じました。
後の2008年に「その後の軽自動車のあり方を示唆、歴史に残る名車」と評され日本自動車殿堂歴史車に選ばれました。
また1990年代に発売されたクラシック仕様の車にはスズライトで使用された
筆記体の「SUZUKI」ロゴが復刻して使われていました。
2002年1月発売のアルトラパンに、スズライトフロンテTL~スズライトフロンテFEAのスタイルが生かされたといわれています。

ちなみにこの当時の軽自動車はまだ360ccでした。
スズライトの発売当時の価格は42万円
スズライトTLは34.5万円でした。
ちなみに1955年の大卒初任給(公務員)で8700円
牛乳12円50銭
ラーメン40円
・・・
大卒公務員の初任給48か月分でスズライトが買える・・・。
まだまだ高価な時代だったんですねぇ。。。