皆さん、タイヤの溝 って何のためにあるのかご存知ですか??
複数の理由がありますが、今回は雨の日に重点を置いてご説明致します
まず、タイヤの表面に溝があることによって、雨の日など濡れた路面を走行した際に
路面上の水がタイヤの溝の中を通るため、タイヤが路面に接地します。
なので、タイヤに溝が無いと路面上の水の逃げ道が無くなり、その結果
タイヤが路面に充分に接地できず、車体が宙に浮いたような状態になるので、
ハンドルを操作してもコントロール不能の危険な事態に陥ってしまうのです

↑の画像のように、タイヤが摩耗して溝がほとんど残っていない状態だと大変危険です
どのタイヤにも、溝の底から1.6mmのところに“スリップサイン”という目印があり、
これ以上摩耗するとタイヤが本来の性能を発揮できなくなり、車検にも通りません
たとえば雨の日に走行中、溝が少ない状態だと小さな水溜まりを踏んだだけでも滑ったりとか、
スピードが出ていなくても交差点で止まりきれなかったり、カーブを曲がりきれなかったりします。
さらに、摩耗したタイヤは性能自体も低下するので、雨の日に限らずとも全く同じ事が言えます。
また、溝が充分に残っていたとしても、経年によりゴムが劣化して亀裂の入ったタイヤは、
走行中にバースト(破裂)する危険性もあるため、これも覚えておかなければなりません
余談ですが、画像のような状態で雨の高速道路なんて走ろうものなら、もはや自殺行為になります。
実際に経験済みです。その後どうなったかはご想像にお任せしますが、私は生きてます
...というわけで、タイヤの溝って実は大事なのです
雨の日が多い梅雨時こそ、タイヤの減り具合をチェックしてみてはいかがでしょうか
減り具合だけでなく、空気圧が適正であることも重要です
当社ではタイヤの点検はもちろん、
国内主要メーカーのタイヤを各種販売しておりますので、是非ご用命下さいませ