皆さんこんにちは。
3月になって少しずつ暖かい日が増えてきましたね。暦ってのは凄いです!
さて今日はジムニーピックアップではなく、久々に通常業務の鈑金塗装なんです。
今回修理さしていただいたワゴンRは電柱接触による事故でリアゲートと左のクオーターパネルの修理が中心となります。
その中でも最も手間のかかるクォーターパネル交換の様子をお伝えしたいと思います。
電柱に当たったと言うことでひどい損傷を受けてますが、リアバンパーは何とか原型をとどめており、お客様とのお打ち合わせでリアバンパーは再使用、リアゲートはリサイクルパーツ、クォーターパネルは交換という事になりました。車体色は白形ですが、パールホワイトなので左リアドアまでぼかし塗装が必要です。しかし今回は予算の関係上ドアのぼかし塗装は省きクオーターパネルをブロック塗装に仕上げる事となりました。技術的には隣り合わせのパネルとぴったり色を合わせるのはかなり難しいですが、これもスキルアップだと思ってなるべく寄せていきます。
では写真を交えてご紹介します。


まずはバンパーとテールランプの外しです。クォーターパネルはかなり歪んでいますが、まずは粗出しをして形を戻していきます。

次にクォーターパネルとテールランプ裏のテールハウジングパネルを剥がして行きます。剥がすといっても溶接されているので、溶接部分をドリルで揉んで剥がすと言うことになります。

ようやく剥がれた姿がこちらです。

お次は新品パネルのカットです。ちょうどいい所(溶接でパネルが歪みにくい箇所)をカット

そして仮合わせ


こんな感じで段差なくセットします。

あとはこんな感じで溶接し凸凹をサンダーで削り仕上げていきます。

お次はパテ&パテ研ぎ(ほぼ仕上がっていますが笑)


ようやくサフェーサーという下地処理です。化粧でいうベースクリームみたいな感じでしょうか?知らんけど・・・


この後水研ぎペーパーでさらに表面をツルツルにならし肉眼でもわからないように歪を取り下準備完了となります。
ここで失態をしてしまいました。
作業の失態ではなく写真の撮り忘れです。
気が付けば塗装が終わり一部養生シートを剥いだところで気づきました。
ここまできたらあとはドア、リアゲートとつけ仕上げの磨きをかけて完成となります。

いかがですか?色もまあまあ合ってると思いませんか?100%合わせることは不可能ですが、100%寄せていくのはホント大変です。
今日はここまでですが、また画像多めで何かご紹介出来ればと思います。
ではまた