皆様こんにちは!!
スズキアリーナ北神の整備士、坊ヶ内です(^^)
本日はレガシィB4にお乗りのお客様から、ご用命を受けました!
内容は、朝の気温が下がっている時、かつ始動直後の走行時に甲高い”キュルキュル”という異音がするとのことです。
異音の種類から大体の不具合箇所は絞れますが、念のためにお車をお預かりして翌日の気温が低い朝一にエンジンをかけてみました。
お客様が仰るように確かに【キュルキュル】と甲高い音がしています。
しかし、10分ほどアイドリング状態で放置をしていたら、エンジンが暖気されていき、音はなくなりました。
この音の正体はファンベルトやクーラーベルトといった名称の部品が原因のことが多く、実際にこのレガシィのベルトはどちらも緩んでいました(-"-)
レガシィの場合はエンジンが縦置きなので、エンジンフードを開けたら丸見えの位置にベルト類があります。
まずはこのベルトを保護しているカバーを外します。
この丸いプーリーという部品にかかっているのがベルトという部品で、写真にあるように2本のベルトが使われています。
写真の右側のベルトが、クーラーコンプレッサープーリーというエアコン関係の部品と、エンジンのクランクプーリーを介しています。
写真の左側のベルトが、オルタネーター(発電機プーリーやパワステポンプ、更にウォーターポンプとエンジンのクランクプーリーを介しているベルトになります。
次はこのベルト類を交換していきます!
まずはオルタネーターバルト(ファンベルト)から外すことになります。
オルタネーターの左側にベルト調整用のアジャスタが付いてるので、まずは固定用ボルトを緩めます。
そして、真上に飛び出してる調整用ボルトをアジャスト緩めていきます(^_-)
これでオルタネーターベルト(ファンベルト)は緩み、外れるようになります!
続いてクーラーベルトも同じ要領で外していきましょう!
クーラーベルトは上記にあげたコンプレッサー等とは別に、アイドラプーリーという名称のベルト張力を調整するための部品があります。
まずこのアイドラプーリーブラケットの3本ある12ミリのボルトの一番下の支点ボルトを緩めます。
次にクーラーベルトのアイドラプーリーブラケットを真上から見たら、アジャストボルトが見えるのでこのアジャストボルトを緩める方向に回していきます。
これで2本のベルトが外れました。
ちなみにこれが外したベルトと新品のベルトになります。
ベルトが緩んで写真では分かりづらいのですが、古いベルトは内側の山と谷になっている谷の部分が深くなってしまってます。
これは駆動されていく度に少しづつ削られていくために起きる現象になり、蓄積されるとベルトの緩みとして現れます。(単純にゴムが伸びるという要素と併発します。)
エンジンをかけた時に変な音がしましたら、すぐにアリーナ北神にお電話してください!
ベテランスタッフがすぐさまご対応します!!
アリーナ北神 078-952-1600