
冒頭から衝撃的な画像でございます。さて、part2の今回はエンジンオイルを交換しないとどうなるかです。
結論からお話しします。
最悪の場合・・・エンジンが故障(終了のお知らせ)します。人間でいう心臓が止まります。
燃費の悪化・・・本来エンジンオイルが持っている役割である循環作用が低下してしまいます。循環作用が低下することでエンジンの動きが悪くなり、車を動かすために余計な力を必要とします。その分だけガソリンの消費量が増えてしまうので燃費が悪くなります。
加速が鈍る・・・エンジンオイルが劣化してしまうことで洗浄力が落ち、エンジン内で発生する不純物を除去することができず、不純物が増えてしまいます。このことによってエンジン内部に汚れが蓄積し、加速が鈍ってしまうことがあります。
異音が発生・・・オイルの粘度が低下し、金属同士の摩擦を保護することができず、エンジン内部にキズをつけたり、異音を発生させる可能性もあります。
焼き付き・・・冷却不良や潤滑不良を伴い、エンジンの金属同士の摩擦部分が加熱し、溶けてくっついてしまう焼き付きを起こす。
エンジン内部では、燃料の不完全燃焼によって、※スラッジと呼ばれる燃えカスが発生します。冒頭画像の黒いヘドロのようなものがスラッジです。(人間に例えると、コレステロールとかになりますかね。)
スラッジはオイル交換を定期的に行っていればオイルと一緒に除去されるので、エンジン内部で詰まったりすることはありません。
スラッジがエンジン内部に蓄積するとエンジンオイルの循環を妨げてしまう為、最悪の場合エンジンの焼き付きを起こし、車両火災引き起こす危険性もあります。
エンジンオイルを交換しないことで、エンジンの故障につながることはもちろんのこと、思わぬトラブルを発生させてしまう要因ともなります。
定期的にエンジンオイルの状態を確認して、適切に交換をするようにしましょう。
次回 エンジンオイル交換について徹底解説 part3 エンジンオイルの種類とシビアコンディションについて解説します。
※内容は変更になることもございます