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軽自動車のナンバーはなぜ「黄色」なのか?白ナンバーはいつまで?
街を走る車には必ずナンバープレートが装着されています。そしてそのナンバープレートには種類があり、いくつかの色で分けられています。
今回は「軽自動車のナンバーはなぜ黄色なのか」について解説して聞きたいと思います。
日本ではさかのぼること1907年にナンバーの装着が義務付けられました。
といっても1907年当時、日本を走る車の台数は多くはない為、ナンバーもアラビア数字のみという非常にシンプルなものでした。
車の台数が徐々に増えていった1919年に、自家用車は黒字に白、営業用車は白地に黒のアラビア数字のナンバーにすることが定められました。
ただし、これは地域によって違いがあり、地方によっては自家用車と営業用車のナンバーの色が逆だったりしたところもあるようです。
その後、1951年になると道路運送車両法が制定され、全国統一規格としてナンバーの色が定められます。
当時定められたのは、自家用自動車が白地に緑文字、事業用が橙黄地に黒文字だったとされています。
そして1955年、スズキから日本初の軽自動車「スズライト」が発売されます。このころのナンバーは軽自動車も普通車と同じ白ナンバーでした。
1955年の日本国内の自動車保有数は135万台とされています。10年後の1965年には日本国内の自動車保有数は698万台と約4倍の台数
となりました。
1955年から1960年代は軽自動車の登場により国内自動車保有台数が大幅に伸びた時代でもあります。
そして1975年軽自動車のナンバーは法改正により現在の「黄色」となりました。
黄色となった理由は
1.当時高速道路の料金が軽自動車は2割引きになるため、料金所の係員がすぐに見分けられるように
2.当時高速道路の最高速度が軽自動車は時速80キロで普通車が時速100キロであった為、スピード違反を取り締まる警察が軽だとわかるように黄色になった。
とのことです。
いまではETCが普及しており、係員による見分けもあまり必要ではありませんし、高速道路の最高速度は軽自動車も普通車も同じです。そういった状況もあり現在の白ナンバーが導入されたのかもしれません。(あくまで個人的意見)
上記が軽自動車のナンバーがなぜ黄色なのかの理由になります。
続いて、白ナンバーはいつまで?
オリンピックパラリンピックナンバーは2021年9月末までと国土交通省が発表しております。
なお、オリパラナンバーは2020年6月の時点で184万枚ほど交付されており、そのうち軽自動車における寄付金なしの白ナンバー申請が155万枚とのことです。
個人的には黄色のナンバーの方が、視認性も高くて好きなんですけどね。