その他
車のブーツってなに?
こんにちわ。
営業の齋藤です。
今回はブーツについて書いていきたいと思います。
車検の時にドライブシャフトブーツなどのブーツ類が破れているから、ヒビが入っているから交換しないと車検に通りませんと言われたことはありませんか?
ブーツ類の交換をご案内すると、それって必要なの?ほんとに交換しなくてはいけないのか?いったいどんな役割をしているのか?
よくご質問を頂きます。そこで今回のブログで取り上げることとなりました。
ブーツには種類があります。
・ドライブシャフトブーツ
・タイロッドエンドブーツ
・ロアアームボールジョイントブーツ etc
です。
そもそもブーツと呼ばれるものはパーツのジョイント部に使用される潤滑油(グリス)が入っているゴム製の部品であり、潤滑の役割以外にもジョイント部に、ごみや砂などがの侵入を防ぐ役割があります。人間でいう関節部にある軟骨等の役割に近いかもしれません。
では代表的なドライブシャフトブーツについてお話ししましょう。
ドライブシャフトブーツはエンジンで発生した動力をタイヤまで伝えるドライブシャフトについている部品となります。このドライブシャフトを回転させることでタイヤが回転します。
一般的な2WDの車の場合計4か所ドライブシャフトブーツがついています。
このドライブシャフトブーツが破れるとどうなるか。まずブーツが破れるとブーツ内のグリス(潤滑油)が飛び散ります。
潤滑油を失ったドライブシャフト内に水や砂などの異物が入ることにより、ドライブシャフトブーツ内のボールジョイントを痛めます。
異音が発生します。放置しておくとボールジョイントが中でばらばらになり走行不能となります。
これがドライブシャフトブーツです。
んー膝を壊したことのある私からすると非常に症状が似ていますね。
半月板を損傷する。クッションの役割がなくなった半月板の影響で軟骨を痛める。膝を曲げるたびにコキコキと音がするようになる。
損傷した半月板の一部を関節が噛みこんで膝が曲がったまま動かなくなる(ロッキング)
いやー恐ろしい。
ちなみに・・・ドライブシャフトブーツだけを交換すればよかったのに、上記症状がでるまで放置するとドライブシャフトごとの交換となり財布により大きな痛みを与える結果となることもあります。
タイロッドエンドブーツとは
タイロッドエンドはステアリングホイールからの操舵力を車輪に伝達し、路面の変化による衝撃や振動を吸収して車両の操作安定性を保つ為の装置です。このタイロッドエンドは路面不整等による車輪の上下振動と走行時の車輪の回転に対する様にボールジョイントで構成されている為、このボールジョイントを保護するためについている部品がタイロッドエンドブーツとなります。
タイロッドエンドブーツが破れると、異物が中に入り、ボールジョイントを痛めます。最悪の場合、ジョイントが外れてハンドル操作ができなくなります。
ロアアームブーツとは
ロアアームとはタイヤとサスペンション部品と車体をつなぐ役割を持っている重要な部品です。
走行中にタイヤが路面から受ける衝撃を緩和するサスペンションの土台となり、振動吸収や、コーナリング中の左右方向の力や、加減速時の前後方向の力を受け止めてる部品です。
このロアアームのボールジョイントを保護するための部品がロアアームブーツとなります。
ロアアームブーツが破れると、異物が中に入り、ボールジョイントを痛めます。最悪の場合、こちらも操舵不能となります。
ロアアームブーツになります。
たった数個のゴム製品の劣化や破損が大事故を招くことがあるかもしれません。
だからこそ、私共はスズキディーラーとして、お客様のお車、お客様ご本人、お客様のご家族・お客様のお車にお乗りいただくすべての方が、事故の加害者や被害者にならないよう、予防的見地からヒビが見られれば交換をお勧めすることもございます。
以上が私の知りうる知識の範囲での各ブーツ類のご説明になります。
ご参考にしていただければ幸いです。
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