その他
タイヤの基礎知識!基本構造・交換時期は?具体的にどうなったら交換?
タイヤにはお金をかけたほうがいい。
なぜなら、安全に関して、タイヤは車の中で最も重要なパーツの一つだからです。
いくらブレーキが性能の良いものでも、最終的に(実際に)車を止めるのはタイヤです。
タイヤの接地面は手のひらほどのサイズです。(接地面とは地面とタイヤの接触面積のこと)
そして子の接地面が、多くのものに影響を及ぼします。
ブレーキ、トラクション、ハンドリング、ステアリング、快適さ・・・・・
タイヤの性能の違いによって、日常生活で起こりうる予期せぬ状況も変わるかもしれません。
例えば・・・・
突然歩道から、子供が飛び出してきたり・・・・
前方の車が突然急ブレーキを踏んだり・・・・
少なくとものこの予期せぬ状況をかえる要素の一因としてタイヤの性能ま間違いなく影響を及ぼします。
タイヤの基本構造をご存じですか?
一般的なタイヤはこのような構造っとなっています。
タイヤはゴムだけでできているわけではありません。このように何層ものパーツで構成されています。
各部位ごとに役割があります。
まずは
トレッド・・・・路面と直接接する部分で、カーカスを保護するとともに摩耗や外傷を防ぐタイヤの外皮。表面にはトレッドパタンが刻み込まれており、濡れた路面で水を排除したり、駆動力・制動力が作用した際のスリップを防止したりします。
ショルダー・・・タイヤの肩の部分で、カーカスを保護する役目を持ちます。
サイドウォール・・走行する際に最も屈曲の激しい部分。カーカスを保護する役目を持つ。タイヤサイズ、メーカー名、パタン名などが表示されています。
カーカス・・・・タイヤの骨格を形成する、ゴムで被覆された繊維やスチールでできたコード層のことです。斜めまたは放射状に貼り合わされ、空気圧を保ち、荷重や衝撃に耐えてタイヤ構造を保持する役割を持ちます。
ビード・・・・・コードの末端を支持し、タイヤをホイールのリム部にしっかりと固定する部分です。ビードは高炭素鋼を束ねた構造となっています。
ビードワイヤー・・ピアノ線を束ねたリング(輪)状の補強材です。
ビードフィラー・・ビード部の剛性を高める断面が三角形の補強ゴム層です。
ベルト・・・・・・トレッドとカーカスの間に円周方向に貼られた補強層です。カーカスを桶の「たが」のように締め付けることで衝撃を緩和し、外傷がカーカスに及ぶことを防ぎます。またゴム層とカーカスの剥離を防ぐ働きもします。
周方向補強層・・・周方向に貼られたベルト補強層です。
このように様々なパーツからタイヤは構成されています。このパーツやタイヤのゴム事態にに異常が生じた場合、速やかに交換をお勧めしています。
もちろん安全のためにです。
具体例を見てみましょう。
左側が新品のタイヤ 右が7年前のタイヤ
お判りいただけますでしょうか?
サイドウォ―ルにかなりのヒビが入っています。
拡大するとこんな感じです。
こうなるとかなり危険な状況となります。いつバーストするかわりません。
自分一人が乗る車ならまだしも・・・・
家族や大切な人を乗せる車のタイヤがこんな状態だったらと想像してみてください。
ぞっとします。
もちろんこのような状態を点検で発見した場合は交換をお勧めしております。(ディーラーとしての責任)
皆さんも一度、タイヤのヒビ確認してみてください。目視で確認できますよ。
他にも、スリップサインが出たりだとか、ワイヤーがゆがんでしまったことによるバランス不良だとか色々ございます。
判断が難しいと思われた方は、店舗にご連絡ください。