こんにちは!(^^)!
スズキアリーナ北神店で整備士させていただいてます、ボウガウチです!!(^_-)-☆
今回の仕事はエンジン不調でご入庫いただいた お車パレット(MK21S)のトラブルシューティングから始まります!
坂道を上る際に時速30キロほどしか出なくなり、平坦な道でさえもパワーを感じないとのことでさっそくお客様に問診です!
車の不具合はいつからなのか、どういった状況でなるのか等をできるだけ細かくお伺いします(^^)
お車のアイドリング状態の様子を見て
お客様から症状を聴く限り、エンジンの点火系統が怪しいなと仮説をたて、エンジンルームを探っていきます。
パレットの場合は最初にこのエアクリーナーボックスを外し、イグニッションコイルへアクセスできるようにしていきます(^^)

10ミリのボルトを1本外したらごっそり取れます。

このバキュームのような穴はエンジン内部へつながっているので、中に物が入ると終わります。
必ずウエスや布をかけましょう(;^ω^)
次にこの8ミリのボルト4本で固定されているフタを外し、コネクタは抜かずにイグニッションコイル頭についてる10ミリのボルトを外していきましょう!


さあ、点火系統の要であるイグニッションコイルは無事なのか、軍手をはめてコイルをすこーしだけ抜いていきます"(-""-)"
写真にあるようにイグニッションコイルにヒビが入ってしまい、リーク(漏電)しているとこのように火花が散ってしまいます(;^ω^)

とても小さく写ってしまってますが、肉眼でははっきりと認識できる程のイメージで問題ありません。
原因としましては経年劣化や、スパークプラグの交換をしないことによりイグニッションコイルへの負荷が大きくなり、亀裂が入ってしまう等がありますね。
今回のイグニッションコイルも大きな亀裂があったのですが、写真を撮りそびれてしまいました( ;∀;)
次はスパークプラグの交換です!
ラチェットとエクステンションバー、プラグレンチを用いて緩める方向へ回せば簡単に外れてくれました


イグニッションコイル、スパークプラグを新品に交換して作業完了です!!!
余談ですが付いていたスパークプラグ(推定10万キロ使用)と新品の写真を載せます。


見た目の劣化感はもちろんですが、中心電極が摩耗していき接地電極との隙間が広くなっていることが目に見えるかと思います
こうなるとエンジンに火花を飛ばすことができにくくなり、イグニッションコイルへの負担も増えていき、結果的にエンジンが失火してしまうという状態になります( ;∀;)
ちなみにこのパレットのスパークプラグ交換の推奨走行距離は4万キロになります
今回はエンジン出力低下からの点検という具合でさせていただきましたが、今後も整備の具体的な記事を発信していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします(^^)
また、この例以外にもお車の急なトラブルは起こりえるものだと僕は考えているので、何か異変を感じましたらすぐにアリーナ北神までご連絡ください!!!
スタッフ一同全力で対応させていただきます!!
アリーナ北神 078-952-1600