SUZUKI 4X4 HISTORY

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ジムニー JA11(1990年)

語り継がれる名機・JA11登場。

'90年3月の軽自動車規格の変更に合わせてエンジン排気量は660ccにアップ、前後バンパーを延長してJA11が登場した。
排気量とボディーサイズの拡大がもたらしたのはトルクフルな走りとバランスの取れたスタイリング。
従来のF5A型とは異なる新設計エンジンブロックとシリンダストローク延長による排気量アップにより、体感パフォーマンスははっきりと向上した。
出力は1PS、トルクは1.5kg・mの向上と数値自体は控えめだが、エンジン特性に及ぼした影響は大きい。
特に低中速域での扱いやすさは目覚ましく、JA11は歴代ジムニー屈指の名車として現在も高い人気を誇っている。
多くの要望に応えるべくJA11は改良を重ね、パワーステアリング装備の3型、3速オートマチックトランスミッションを追加設定した4型、最高出力を55PSから64PSへとアップした5型にまで発展。
伝統のサスレイアウトであるリーフリジッドも洗練を極め、望み得る最高の乗り味を確保していると評価された。

主要諸元

[ JA11・XC 5MT ]

  • エンジン型式:F6A型水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ
  • 総排気量:657cc
  • 最高出力:55PS/5,500rpm [ ネット ]
  • 最大トルク:8.7kg・m/3,500rpm
  • ボア×ストローク:65.0mm×66.0mm
  • サスペンション:リジットアクスル式半楕円リーフスプリング
  • 全長×全幅×全高:3,295mm×1,395mm×1,670mm
  • ホイールスペース:2,030mm
  • トレッド(前/後):1,190mm/1,200mm
  • 車両重量:820kg
  • ・主要諸元につきましては代表的なグレードのものを表示しています
  • ・最高出力・最大トルクにつきましては統一表記として「PS」「kg・m」を使用しています