SUZUKI 4X4 HISTORY
ジムニー JA71(1986年)
高性能ターボエンジン搭載、JA71
'86年1月にF5A型543cc4サイクル3気筒ターボエンジンを搭載するJA71が登場する。
最高出力は42PS/6,000rpmを絞り出し、SJ30との出力差は実に14PS。
その走行性能は元々の車重が軽いだけに画期的な高性能が発揮された。
燃料供給装置が電子制御インジェクション(EPI)となり、始動性とレスポンスの向上が図られたとともに、オフロードの傾斜地でキャブのフロートが影響を受けエンジンがストールする状況に陥ることも無くなった。
そして翌'87年にはF5Aにインタークーラーが追加されて、軽規格ジムニーとしては初めて50PSの大台に乗る。
エンジン特性としては高回転型のため、這うような速度のクロスカントリー走行では若干の慣れが必要だったが、ターボチャージャーがもたらすパワフルな走りは、何ものにも代え難い魅力だった。
主要諸元
[ TURBOフルメタル ]
- エンジン型式:F5A型水冷4サイクル直列3気筒ターボ
- 総排気量:543cc
- 最高出力:42PS/6,000rpm
- 最大トルク:5.9kg・m/4,000rpm
- ボア×ストローク:62.0mm×60.0mm
- サスペンション:リジットアクスル式半楕円リーフスプリング
- 全長×全幅×全高:3,195mm×1,395mm×1,670mm
- ホイールスペース:2,030mm
- トレッド(前/後):1,190mm/1,200mm
- 車両重量:780kg
- ・主要諸元につきましては代表的なグレードのものを表示しています
- ・最高出力・最大トルクにつきましては統一表記として「PS」「kg・m」を使用しています