SUZUKI 4X4 HISTORY
ジムニー JB23 /JB33(1998年)
性能とスタイリングの両面で新時代に突入。JB23・JB33。
SJ30から漸進的に変化を遂げてきたスタイリングが、モダンフォルムへと完全リニューアル。
3リンクコイルリジッドの足回りも大幅な仕様変更を受けて、ジムニーはあらゆる面で新世代へと突入した。
まず'98年1月に登場したのが「ジムニーワイド」JB33。
同軸上にあったフロントのショックアブソーバーとスプリングは別軸レイアウトとなり、ストロークが増大するとともにアクスルのねじれはよりスムーズとなった。
同年の10月には、ボディーサイズ拡大を許容する軽自動車規格変更に伴い、サイズアップしたJB23が登場した。
チューニングこそ異なるもののサスの基本骨格は両者とも共通で、オフロードでの車体安定性が向上。
しなやかな足の動きがトラクションの良さを生み、アグレッシブな走りをする上での安心感ももたらしてくれる。
そのほかロングホイールベース化に伴いラダーフレームも新設計、エアロッキングハブの新採用、オートマチックトランスミッションが3速から4速になるなど、様々な面で革新的なモデルチェンジであった。
主要諸元
- エンジン型式:K6A型水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ
- >総排気量:658cc
- 最高出力:64PS/6,500rpm [ ネット ]
- 最大トルク:10.8kg・m/3,500rpm [ ネット ]
- ボア×ストローク:68.0mm×60.4mm
- サスペンション:3リンクリジットアクスル式コイルスプリング
- 全長×全幅×全高:3,395mm×1,475mm×1,715mm
- ホイールスペース:2,250mm
- トレッド(前/後):1,265mm/1,275mm
- 車両重量:960kg
- ・主要諸元につきましては代表的なグレードのものを表示しています
- ・最高出力・最大トルクにつきましては統一表記として「PS」「kg・m」を使用しています