SUZUKI 4X4 HISTORY

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ジムニー LJ20(1972年)

エンジンの水冷化で進化。LJ20登場。

LJ10のデビューからわずか2年での大がかりな仕様変更は、ジムニーが4WD市場で高く支持され、いっそうの性能向上の要望が寄せられたがゆえ。
LJ10の後期ですでに若干の出力向上策が施されていたが、新型となるLJ20ではさらに出力1PS、トルク1㎏・mの上乗せが図られ、
最高出力28PS/5,500rpm、最大トルク3.8kg・m/5,500rpmを達成。
登坂力も35°に向上し、さらにオフロードでの走行性能が高まった。
そして従来の空冷から水冷エンジンに改められたことで、より高い冷却性能を得てオフロードでの高負荷連続走行に対する許容度が向上した。
また、エンジンの振動や騒音が大幅に減少したのも水冷化がもたらしたメリットであり、ジムニーのタフネスぶりと信頼性は確実に高まった。
また、エンジンの水冷化により、ヒーター、デフロスターの能力も向上し、寒冷地で歓迎された。
先代・LJ10はソフトトップのみだったが、このLJ20ではメタルトップのバンボディーLJ20Vも加えられている。

主要諸元

  • エンジン型式:L50型水冷2サイクル直列2気筒
  • 総排気量:359cc
  • 最高出力:28PS/6,000rpm
  • 最大トルク:3.8kg・m/5000rpm
  • ボア×ストローク:61.0mm×61.5mm
  • サスペンション:リジットアクスル式半楕円リーフスプリング
  • 全長×全幅×全高:2,995mm×1,295mm×1,670mm
  • ホイールスペース:1,930mm
  • トレッド(前/後):1,100mm/1,100mm
  • 車両重量:625kg
  • ・主要諸元につきましては代表的なグレードのものを表示しています
  • ・最高出力・最大トルクにつきましては統一表記として「PS」「kg・m」を使用しています