SUZUKI 4X4 HISTORY

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エスクード TA11/TD11/TA31/TD31(1994年)

広がるラインアップ

スズキ初となる2リッターV6エンジンの登場にエスクードファンは興奮した。
それはV6レイアウトとしては未知の小排気量ではあったが、そこに2輪用として数々の優れたエンジンを作り上げてきたスズキならではの、精緻なエンジニアリングに関心が集まった。
そのH20A型エンジンは、最高出力140PS/6,500rpm、最大トルク18.0kg・m/4,000rpmのハイパワーを獲得するとともに軽量化も実現。
高出力と高い静粛性の両立も果たした。
また、同時に60mmのトレッド拡大(リヤは50mm)が行われ、走行安定性が向上した。
そして'96年の10月にはラインアップの変更が行われ、1.6L、2.0L、2.5L V6、2.0Lディーゼルターボと選択肢が一気に広がった。
また、同時に新設計トランスファー「ドライブセレクト4×4」を採用。走行中でも2WDから4WDへの切り替えが可能となり、路面状況に応じてスピーディーな操作が可能になった。

主要諸元

[ TD11 ・ノマド 5MT ]

  • エンジン型式:H20A型水冷4サイクルV型6気筒
  • 総排気量:1,998cc
  • 最高出力:140PS/6,500rpm
  • 最大トルク:18.0kg・m/4,000rpm
  • ボア×ストローク:78.0mm×69.7mm
  • サスペンション:(前)マクファーソンストラット式コイルスプリング
    (後)トレーリングリンク
    withセンターウィッシュボーン式コイルスプリング
  • 全長×全幅×全高:4,095mm×1,695mm×1,695mm
  • ホイールスペース:2,480mm
  • トレッド(前/後):1,455mm/1,450mm
  • 車両重量:1,310kg
  • ・主要諸元につきましては代表的なグレードのものを表示しています
  • ・最高出力・最大トルクにつきましては統一表記として「PS」「kg・m」を使用しています