整備に興味を持って頂く事は、ご自身のお車の事をよく知る事につながると思っております。それは、間接的ですが安全への架け橋になると同時に、車の多様性にもつながります。それは面白さに直結しますので、ぜひとも整備の側面を知って頂ければ幸いです。
 
このブログ、本日ご来店されたお客様にも「見ていますよ」と声を頂きました。(;^_^A　（書いてるのは俺ですよ？いいんですか？）という気持ちは押し殺して「あーそうなんですか（満面の笑み）ありがとうございます（やや引きつりｗ）」
 
さ～て、前回からの続きです。
故障整備を済ませて、機能を回復し、自分自身納得した整備に心躍らせ、「よっしゃ～。乗ってきたぞ」と思っていたら・・・
 
まあ、普通に午後からの予定作業をしていたんですよね。ノリノリＳ。ナンデモコイヤー。と思っていたら・・・
営業のＮさんより（Ｎさん初登場ｗｗｗ）
「Ｓさ～ん、忙しいところちょっとすいません」
Ｓ　　「ハイ～。なんでしょう（ノリノリ）」
Ｎさん　　「Ｓさんが４月１２日に作業した車なんですけど・・・」
Ｓ　　「（そんな記憶、全く覚えておりません）はい？（ノリノ・・・）」
Ｎさん　　「お客様が何だかご自宅の駐車場の下が濡れているようで・・・」
Ｓ　　「ハア・・・。（ノリ・・・）」
Ｎさん　　「見てみたらオイルがドレンから垂れてるようなんですよね」
Ｓ　　「エッ（ノ・・・）」
Ｎさん　　「Ｓさんのことだから、そんなことはないと思ったんですけど・・・」
Ｓ　　「（フリーズ）・・・」
Ｎさん　　「下覗いたら、垂れてるみたいなんですよね・・・」
Ｓ　　「ヤベ・・・（やっちまったか？）」
Ｎさん　　「ちょっと見ていただきたいんですが、大丈夫でしょうか？」
Ｓ　　「スッスッスグ、点検します。申し訳ない・・・」（ハア・・・＿|￣|○）
下を覗くと・・・確かに・・・。俺、調子こいてたからな～・・・。やっちまったか？！
早速ドレンをトルクレンチで締め付けると・・・「カチッ」あれ～～～～～。締まってる（変な安ど感）。
まさか・・・サイドを覗いてダブルワッシャーになって・・・ない！！　ん？何で？？
 
整備途中の車両を済ませて、フロントに時間を作ってもらい（あっざ～っす）、早速、謎の漏れのリフトアップをします。
・・・やっぱり漏れてるな・・・。
・・・漏れの定義は様々でしょうが、私の知見では、６㏄です。６㏄とは雫 状態が目安となります。これ以下はいわゆる「漏れ」判定にはなりません。滲み判定です。
 
基、謎が謎を呼ぶこの恐ろしい案件、工場長立ち合いの元、確認作業に移ります。
工場長に「トルクレンチで締まってました（俺じゃねーっすよ）」←アピールえげつね～ｗｗｗ
Ｓ　　「ワッシャーの確認、お願いしまッス（俺じゃねーっすよｗｗｗ）」←さらにアピールｗｗｗ
Ｓ　　「何でですかね～（俺じゃ・・・もういいｗｗｗ）」
工場長　　「じゃあ抜いてみましょう」・・・ワッシャーを確認したら・・・エッ！！！ナニコレ！！！
という画像です。ご覧ください。

 
新品のワッシャーにクラックが入ってました！！！こんなことは初めてです。座面に異物が噛みこんでいるか確認するために、オイルパン側を素手で触ってササクレ、バリ、段付きなどを確認しますが、至ってとぅるんとぅるん。
ドレンパッキンが潰れたとき（潰れる事は正常）、割れてしまったと判定。ワッシャの材質不良と判定しました。
 
お客様にはご不安をおかけしましたが、原因が判明したので、すぐに整備後、小一時間漏れチェックをして、漏れが確認できないことを確認して、納車となりました。営業のＮさんにはご心配をおかけし、俺の代わりに謝りに行ってもらい・・・整備の仕事があるのは、こうやって営業が俺たちの代わりに頭を下げて信用を得ていることを、まざまざと感じ・・・まーとんでもないワッシャだと！！！ホントだよ！！！（ワッシャーに当たってます。もうそこしかないもん ）
Ｎさん、その後、どうなったか？フォローよろしくお願いします。一緒にフォローしますよ♪
 
それでは皆さんご安全に♪